親御さんへの啓発
2004年 11月 29日
おおはしさんのブログを見ていて、私が興味を持ったのは「待ち受け画面」のこともあるのですが、「描画ツアー」の方でした。
子ども達の絵をどうとらえるか、を親や一般の方にも伝えていく、これ、すごく大事なことだと思います。
一般に親などは「大きく元気に描けている」あるいは「のびのび描いている」とか「何を描いているかがわかる(似ている)→上手だね。」なんてことで評価しがちですから。「誰に似たんだろうね〜」「ウチの絵の方はどうも…」なんて話もありますし。

私の娘が幼稚園児の頃、妻が「どうして、ウチの子、チマチマ小さく描くのかなあ?」と言ったものですから。私は、小さい絵がよくないということではないし、それは大人の目から見てよい絵ではないかと言ったことがあります。(珍しくこの時は夫の株が上がりました!)
その後、娘の友だちが、あやなちゃんってすごいよね。だってあんなに細かく描けてと言っておりました。夫婦そろって、そんな見方もあるのかあと感心してしまいました。
といわけで、子どもの絵のとらえ方見方など親御さんへも啓発していく必要性を感じています。
私も私なりに試みています。授業参観の時に親へ資料を配布したり(でも、文がくどいです。)、作品展の時に解説の掲示物をつくったり。この前は授業中、親御さんの方に行って、直接説明をしてしまいました。教室の前に行って描いている時の表情を見て下さいとも言いました。
なお、親御さんへの啓発でこんなことを工夫しているということがあれば教えていただけませんか.
さて感性が問われているのは何も子どもだけではなく、大人も同じですね。
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☆ 子どもの絵を理解していただくことの大切さ←大橋さんの描画鑑賞ツアーについて
そこで、もともと<a href=http://www.keiai.ac.jp/topmenu/topmenu.html target="_blank">千里敬愛幼稚園</a>ではじめたのですが、希望する親を集めて、子どもたちの表現について鑑賞ツアーをしようと言うことにしました。
まず、希望する親10名を1グループとして1時間のツアーを行います。体育館いっぱいに展示されている800名の園児の作品の中からの10名ですが、3歳児4歳児5歳の親が混在するようにします。
それぞれの親の子どもの作品について、どのような導入でどのような活動を楽しんだのか、その活動の意味、子どもからのメッセージなどを年齢や発達段階、個々の子どもの状況などから説明します。一人あたり5分程度の説明になりますが、私自身が関わった保育以外のものもありますから、その活動の時の子どもの状況や、教師の言葉描け、その子どものつぶやきなどを担任に簡単にまとめたレポートをも参考にします。
お母さんは、涙をポロポロ流しながら「いつも、できないことや、劣っていることを指摘して尻をったくことばかりで子どもの気持ちを考えてこなかった、とても申し訳ない。これからもっと子どものこころの声を聞くようにします」と言ってくれました。それを聞いていたほかのお母さんたちの心にも深くきざみこまれたようです。
子どもの絵を通して、子どもを知る。そして、さらには、子どもの素直なもののとらえ方、表し方、創造的な遊びに熱中できる才能のすばらしさ、美的経験、そういったものを通して、美術のすばらしさも伝えていきたいと思います。
このグループを朝2グループ午後2グループやったら、へとへとになります。それを2日連続します。とても勉強になりますが、一人5分10人分止めどなく、説明していく才能は我ながらすごいと自負します。(^^;)
我が家で激しい夫婦喧嘩をしたときがありまして、そのあと娘が一人で描いた絵を見て、夫婦そろって反省しました。家族3人並んで楽しそうにしている絵が描いててあったのです。
ところで、おおはしさんのツアー見たいものです。私も縁があって10年ほど前から幼稚園の先生方との交流をしていますが、美術教育の原点があると思っています。
それと、私も思います。その時に、その子だからこそ表現できるものを大事にしていきたいと常々考えています。
幼稚園の中学校も同じです。あー、ブログやってよかった!!
今、鑑賞学習のカリキュラムモデルを検討しています。ぜひ、山崎さんの鑑賞学習への考えや実践を教えてほしいと思います。
また、改めて、お願いすることになると思います。よろしくお願いいたします。
鑑賞は、実は私の弱い部分です。しかし、これからは、とにかくここがポイントになるだろうと思います。実はブログをはじめる前、私の「豊かな美術教育を」の中の美術教育あれこれ日記で「鑑賞」についてあれこれ取り上げてきました。ところで、おはしさんから中学校現場を離れてはじめて見えるものっていうのもあると思うんです。そのうち、聴いてみたいものです。私はどっぷり中学校教師ですから、いつのまにか感覚が麻痺してきている部分もあるのではないかと思っています。
さて二人で盛り上がるだけでなく、より多くの人と美術教育を盛り上げていきたいものですね。














