日本画家のことば

 鳥取の蔵多さんから近代日本画家の「言葉」の資料を送っていただきました。
昭和56年に島根県の「足立美術館」で刊行された「画談」というものです。
以下は「画談」についての足立美術館のメッセージです。

日本画家のことば_b0068572_05483.jpg「画家の残した言葉は、その人柄はもちろん、作品や芸術に対する考え方などを理解するうえで重要な手がかりの一つとなります。絵の中には、眼の前にあるものを描いただけではなく、画家にとっての特別な思いや信念、理想などが表現されていることがあります。しかし、ただ単に絵を見ただけでそれを理解するのは難しいといえましょう。
また、画家のことばの中には長い修行の末にたどりついた境地を吐露したものもあります。この道一筋に生涯をかけた人たちの心の軌跡ですから、いくら汲んでも尽きない滋味とこくがあり、珠玉の輝きがあります。巨匠と呼ばれる画家たちの言葉に触れることは、芸術に関する理解を深めるだけでなく、私たちの人生においても何かとよい指針となることでしょう。」

こうやって、多くの方々とつながっていくことは、大きな力になっていくと思います。蔵多さんのおかげで、足立美術館のメッセージにも触れることが出来ました。ありがとうございます。
いずれ「美術の言葉集」を更新しました。
by yumemasa | 2004-11-30 01:04 | 美術って何だろう? | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明