12日北海道岩見沢の中学校で「美術の授業にカメラ」がありました。北海道では4校目になります。APA本部の坂本 隆志さんと
APA北海道支部のサポートによるものです。

伊藤記子さんによる授業です。テーマは「心の灯り」。廃校を前にした校舎の中で撮影しました。その校舎、それこそ親も通った場所だそうで、ロケハンにも力が入っていました。

大事な場所である生徒会室でいわば自分の分身としての灯りを撮影していました。ここで出来上がる写真はまさに「今、ここ、わたし」があって成り立つ、貴重なものです。カメラはそのことを視覚化できる大事な道具です。

理科が好きなの?と訪ねると強くうなづきました。理科室の棚の中に置いた灯りを撮影しました。生徒達はロケハンをきちんとしているので、友達どうして、うろうろなんてことにはありませんでした。
ただし、ロケハン以外の場所で撮影についても推奨しました。そこに新たな発見があるかもしれないからです。

撮影が終わってもたまたま同室で撮影していた仲間から刺激を受けたのでしょう。他の場所での撮影を試みていました。この場合は電源の延長コードが長いということも表現の幅を広げるツールになります。

予定の撮影が終わり、今度は窓際にも置いて撮影を開始。このあと、窓の周りを片付けて撮影。カメラで撮影することで美意識が働き出しているからです。やはり、かっこいいことは大事なことですよね、若い人にとっても。
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美術の授業にカメラ(北海道 岩見沢 その2)
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美術の授業にカメラ(北海道 岩見沢 その3)