普段の生活の中に美術は生きていますとう授業

普段の生活の中に美術は生きていますとう授業_b0068572_22240.jpg 秋田の黒木健さんがサイトを更新しました。
 高校生の鑑賞題材です。題材名は『いろんなものがつながっているぞ! アートの視点で読み解くスーパー戦隊』
 これだけ見ると何?って感じる方も多いかと思います。でも彼のサイトに行ってぜひともその「題材設定の理由」を、お読みください。そして授業の感想も。
 本来このサイトはもっとアクセスがあえうべきと思います。
私にはないものを持っているんです、ですから、黒木さんから学びことは本当に多い、刺激的です。
 でも子どもの側から美術教育を考える点では一致しています。

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Commented by 黒木 健 at 2009-11-24 04:47 x
紹介ありがとうございます。m(__)m
実はあのサイトのカウンターは100人目で1つカウントアップされるようにプログラミングされているのです(ウソ)。
感想を見ると,なんか“今回の授業だけ”おもしろかったように書かれてますが,う〜んですな。
番組の調査から歌舞伎の勉強,そして各種資料の購入と近年まれに見る教材研究でした。
じゃあいつもはどうしてるんだ?というツッコミが入りそう・・・(^_^;)
Commented by 秋田の森 at 2009-11-24 07:00 x
先日、このネタが新たにクロキワールドに追加されたことを教えて頂きました。
そして先週の金曜日の研究会にて指導案いただきました。(カラー!)

正直「やられた!」というのが本音です(笑)…っていうか悔しいぐらい(爆笑)

というのも、日本の特撮ものが大好きだった、若かりし高校時代の自分、
『いつか、特撮ヒーローネタで社会との関連を授業にしたい!』
と生意気にも(しかも人数の関係で音楽選択)将来への構想を妄想していた時期があったのです。

その割には採用から14年、結局妄想のまま。

ただしちょっとは、10年も前に少し扱ったことはありました。

CG全盛期の昨今、映像メディアの授業に関連して、
いわゆる特撮映像作品を生徒に鑑賞してもらった事があります。

…続く
Commented by 秋田の森 at 2009-11-24 07:01 x
続き…

CGバリバリ代表として当時最新作品だった「仮面▽イダークウガ第1話」
対して彼らが生まれてもいなかった時代の作品「快傑ズ△ット第1話」
比較対象しやすいように、特撮単体ヒーローの第1話をみせて、違いを検討しようというのもです。

生徒の感想としては、
「CGバリバリという点ではSW1『ファントム・メナス』でしょ」
という突っ込みもありましたが、古い映像には、新しい映像にはないものを幾つか生徒が気づいたようです。

しかしいま思えば、最初から「こちらの意図ありき」の提示の仕方でしたのでカナリ反省。
今回の黒木先生のネタ、もう少し研究させて頂き、今後自分なりの授業に組み込みたいと考えています。
Commented by yumemasa at 2009-11-24 22:07
黒木さん、実は先日短時間で水彩スケッチの授業をしたのですが、美術室に置いてあるバルタン星人などを真剣に楽しそうに描いている子がいました。やはり古すぎですね。
Commented by yumemasa at 2009-11-24 22:09
森さん、お久しぶり、森さんコメントを読ませていただくと、研究会盛り上がったようですね。
そして森さんがスイッチオンになったのですね。
だから研究会はおもしろいです。
あー、あの秋田行きから半年も過ぎましたか。
楽しかったなあ、みんなで飲んだの。
Commented by 笹木 陽一 at 2009-11-24 22:56 x
黒木先生、私もちょうど「歌舞伎」の題材をやっていたところでしたので、今回の実践、とても興味深く拝読しました。戦隊ものを「白浪五人男」と繋げるその柔軟な発想、脱帽です。中学校音楽科の鑑賞では、聴覚による知覚だけでなく、視覚による受容が音を深く聴くことと強く結びついていると感じています(論理的に説明は出来ないのですが…)とても刺激を受けました。ありがとうございました。

山崎先生
別記事コメントでの温かいお言葉、恐縮です。大した事は書けませんが、これからも皆さんの実践から受けた気づきを、書き留めさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。
Commented by yumemasa at 2009-11-25 00:03
笹木さんと黒木さんは実際に会っているというのがおもしろいなあ。そういえば。
いろんな人がコメントをくださるのでブログ運営が おもしろいです。
Commented by 黒木 健 at 2009-11-25 06:05 x
笹木さん,同じタイミングで歌舞伎とはタイムリーですねぇ。
実はこの授業の一番の山場である,「仮説や調査結果の発表活動」と「戦隊と白波五人男の映像比較」の時間が公開研究授業でした。それも学び件@山梨から帰った次の日,さらに見ていただいたのが美術の先生方ではなく,高等学校普通科情報の担当者,指導主事付。(^_^;) そのときのコメントもありますので明日あたりまで私のサイトにアップします。

さらにその五日後には相方の音楽の校内研究授業。題材は「バロンダンス」。音楽担当者はこの春に教員になりたてということで私がゲストTでフォローに入りました。このときはバロンと獅子舞の比較映像などをメインにもってきたのですが,善と悪のテーマの取り扱いについては音楽担当者からアンパンマンとバイキンマンの例示があったので,こちらからは参観の大人向けに善と悪が混在した状態でスタートした番組「マジンガーZ」を提示。マニアック過ぎたか生徒を置いていってしまいましたm(__)m。
Commented by 黒木 健 at 2009-11-25 06:13 x
歌舞伎にしてもバロンダンスにしても共通する「善と悪」の取り扱いの他に「変身」がおもしろそうなテーマになりそうです。アジア系と西洋系の差異などはまりそうです。あまり深く調べた訳ではありませんが・・・,アジアは弱→強,フルフェイスのかぶり物なり面での変化です。隈取りなども全体ですな。
西洋は基本的に強の状態は変わらず,面なども全部を覆うことは少なく下半分,上半分,極端な場合には“素”から眼鏡を取った程度のスー○ーマン(バレバレでないの?)のような方もおられます。

変身の状態などもテレビや映画上では日本のそれは歌舞伎ベースの見せる(魅せる)タイプ。アメリカあたりのものを見ると電話ボックスに入ったり電信柱越えるとチェンジ!ですから実にあっさりです。聞くところによると「能」での面付けも見せるタイプとか。
なかなか授業で取り扱うには難しいとは思うのですが,余談でピッピッと入れるにはよいかもしれませんね。
Commented by 黒木 健 at 2009-11-25 06:28 x
>美術室に置いてあるバルタン星人などを真剣に楽しそうに描いている子がいました。

山崎先生
いいですよね(^_^)。ガンダムは写真に登場するし,バルタン星人は水彩画になるし。見方によっては現代美術。
興味を持ったものを描くのが目的ならば,興味も持てないような(時に嫌悪感を持つような)○○○を描かされるよりずっと健康的だと思います。
「成田亨 高山良策」などで検索をかけると魅力的な画像や書籍案内がヒットしますね。

いっぺ(秋田弁でたくさんの意)書いてしまいました。ご容赦。
Commented by 山崎正明 at 2009-11-25 16:38 x
黒木さん、検索したら 青森の美術館には ウルトラ関係のコレクションがあるんですね。なんだか楽しかったです。
やはり描きたいと思う気持ち大事にしたいですね。
実はそういう意味で美術室にいろいろなものを置きたいなと思っています。まずは自然の恵みから。
Commented by 山崎正明 at 2009-11-25 16:40 x
歌舞伎、自分の中での空白地帯かもしれません、もっと幅広く勉強しなくちゃなあと思わせられるコメントのやりとりでした。
このぶろぐはみんなでつくっていただいているって感じがして楽しいです。
これから、千葉です。
by yumemasa | 2009-11-24 02:10 | Comments(12)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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