子どもの絵をどうとらえるか
2004年 12月 01日
娘の発信した表現をそのまま正しく受けとめられるのは私たち夫婦だけでしょう。
左の木、ここにはカブト虫とクワガタ虫が描かれています。ちゃんと足が6本描いてあります。実は娘がこの年の夏、はじめてカブト虫の雌をとったのです。(カブト虫には足が6本あるということを知っているという自慢です)実際にはキャンプ場にはいませんでしたが。
中央は娘ですが、髪がお下げになっています。娘はお下げ髪ではありませんが、当時セーラームーン(娘は興味を持っていませんでしたが)の絵の影響で、娘は女の子といえばお下げと決まっていたのです。スカートなんかもはいていませんが、絵でははいています。
頭の上には木の実を持った笑顔のリスが描かれています。
足元にあるのはドングリです。幼稚園にはドングリの木がたくさんあり、毎日のように持ってきていました。

そして右上に描いているのが、キャンプの時に登った山です。数字が描いてあります。登山の標識のかわりに数字入のプレートが実際にあったのです。ジグザグに登りました。(そのジグザグに登った感じが表現されています。登りながら標識を見つけては喜んでいました。)
キャンプから帰ってきて、なぜこの絵をかいたのか。それは楽しかったことを絵を描きながらもう一度体験しているのだと思いました。描いているとき、私の傍らにいました。娘はキャンプの時のお話ししながらニコニコして描き進めたのでした。
おまけに、実際にはいなかったリスとカブト虫まで描いて、大好きなものに囲まれて幸せいっぱいです。
大人はどうしても描いた結果にとらわれがちです。
しかし、子どもは上手に描こうとして絵を描いているのではないのです。
もし私が娘の描いた絵だけを見て、「楽しそうだね、上手だね」とだけ言っていたら、それは娘の表現を何にも受けとめていないといえるでしょう。
しかも娘にとって何と見当はずれの会話となったことでしょう。
この絵は、大げさに聞こえるかもしれませんが、この時の娘の「生きている証」といえるでしょう。描いて何年たっても、この絵を見るとその時のことを私は思いだすのです。
私が心がけていたこと、絵を描きたいときにいつでも描けるように環境にする。描いた絵は、どんどん飾る。そして何より大事なこと、絵をもとに子どもの話を聞く。
子どもの表現とは何か、という本質を忘れてはならないと思います。
絵を描いた子どもに大人がどう反応するか、とても大事なことだと思っています。
説明をしてくれますよね♪
そして、自分で気にいった絵は冷蔵庫に貼っています(笑)
楽しく描けた絵を家族に見て欲しいのでしょうね、自分でも何度も繰り返し見ていたいようです。子供の描く絵はすばらしいと思います!
山崎さんのお子さんも、笑顔一杯の好きな物や動物に囲まれた素敵な絵ですね☆
そういえば思いだしました。青森の小学校の先生の実践。身の周りで感じたことをテーマに、子どもが描いてきた絵を教室に掲示していくというものです。葉書大くらいの大きさで言葉も添えていました。さりげなく誰もができる実践ですが、
奥が深いのです。いろいろな発見。季節や身近な自然を感じるものがありました。
絵を描き、絵を見て子どもの感性の感度が高まるそんなさりげないものでした。
ところで、今我が家のトイレはミニギャラリーとなっています。娘が描いてくるイラストとその解説。ほのぼのします。














