私の学校では卒業証書授与式のあとは生徒会担当による活動があります。その中での合唱や生徒の語りは感動的です。そして、もうひとつ、素晴らしいのがスライドショーや映像による演出。
今年も感動的なものでした。下の写真は生徒がつくったムービーの一コマ、生徒が語る物語とともに光の点が動きます。

さらに体育館に張り巡らされた、虹に見立てた紙。これが暗い中スポットライトをあびて登場。

美しい、色、形、材料、光、音そして言葉。会場で感動するからこそ、後輩たちが伝統として引き継いでいきます。こうした積み重ねが「学校独自の文化」を生み出していくのだと思います。


この卒業式で見せてくれた高度な取り組みは中学生だからこそを感じさせてくれます。そして「感動を生み出す表現をしたい」という強い思いが根っこあってのことです。これらのようなことが出来るようになったのは教育の成果でもあります。そして芸術教科の果たしている役割も小さくはありません。
教育の成果を確かめる方法がテストの問題を解くことに目が向きがちです。特に世間では。
私は「学校文化」(その学校独自で育っていく文化というような意味合い)ということにも着目しています。これは別の捉え方をするなら まさに教育 いや、こどもに受け継がれていく「学び」に着目してるといったらよいでしょうか。


実は、最近その「学校文化」に影響を与えているのものの一つに校内の掲示物があるのだと感じることが多くなってきました。