千歳で「街かど美術館」

 このブログやMLを通して「学校が地域に向けて発信していくことの大切さ」をものすごく強く感じていました。実は夏休み明けから、私も取り組みをはじめようかと思っていました。このブログで「美術教育の日」について提案させていただきましたし、ケーススタディにもなると思いましたから。
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でも実行にあたってこだわったことがあります。それは、私が転勤したあとも続いていくような簡単で無理のない方法。展示する作品には必ず生徒自身のコメントを添えること。この二つです。そして基本となる考えは「美術を通して子どものよさを知ってもらうこと」。
こんなことを校内で相談したら、あれよあれよという間に事が進み、いつのまにやら、6月13日にオープニングが決定しました。



教頭は、この取り組みが「創造的」であるといことで精力的に動いてくれています。ひたすら感謝。「飛び出せ北斗中」というネーミングは教頭がつけてくれました。
 
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校長は地域の方が来られると対応していますが、地域の方がいらして必ず見る(見える)のが子どもの作品。そんなことで「美術」はけっこう話題になっていました。最近では「美術の授業にカメラ」。
 それから私は「美術」だけではなく他のものもと考えていましたのですぐに「音楽」の話が出てきました。学習指導要領では「音楽」と「美術」は運命共同体です。音楽とも授業のはなしもよくしますし。音楽部はリコーダーで校内ホールコンサートから全国コンクール、地域で発表と活躍していますし。
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また、そのうち近況を報告します。まずは選択教科の生徒たちに声をかけたら、即、作品が生まれてきました。年内には3年生の作品は希望者全員のものを「街かど美術館」デビューと考えています。これまでつくって来た作品からエントリーしてもらってもいいわけですから。

《関連記事》

 ☆美術教育…校内で理解されることから

加須小学校(埼玉県)の教育「つたえたい」(その1)


(追記)使用している額はナカバヤシ製です。
Commented by すずきひとし at 2010-05-20 22:12
山崎先生、動きましたね。
これからの経過報告が楽しみ、楽しみ。
どこにも美術の展開! 転勤した後だけでなく、各地の先生がまねできるような取り組みになるといいですね。
Commented by yumemasa at 2010-05-20 22:32
そうなんです、このところ、毎日がものすごく楽しいです。わくわく感です。そして、ひとし先生の言う通り とにかく簡単な方法にします。
「経過報告が楽しみ」と言われると、うれしい山崎でした。
今日は3人で近くのコミュニティーセンターにいき、打ち合わせをしてきました。
Commented by daigakubizyutsu at 2010-05-21 02:38
セブンイレブン美術館を作りたいなあと思っていたのですが、この様にあらゆる地域でまちかど美術館が出来ればその必要もありませんね。地域文化は地域の住民自ら起こさなくては。<みさわ>
Commented by 黒木 健 at 2010-05-21 03:55
生徒の表現活動を管理職や地域の方々が支える,それが目に見えて実感しやすい,いいですよ! (魚の切り身でなく,漁業から切り身が実感できるような,,,なんじゃその例え)
しっかりとした額縁なり台座なりでみんなが展示してもらえることって,生徒自身の肯定感に結びつくことですよね。
シンプルなんだけれども,みんなが笑顔になるそんな活動だと思いました。(^_^)
Commented by yumemasa at 2010-05-21 06:21
三澤さん、交渉がしやすいのはなのはコミュニティーセンターですね。考えたら、このセンターはスポーツが中心の地域の施設でした。子どもの絵が飾られることで、動き出す予感です。全国各地にある公民館やコミュニティーセンターなどありますから。今回は先方にも負担をおかけしないを考えていきます。確かにやるのはいいのだけれど、大変なことにはしないようにしたいと思っています。このような取り組み事例を集め、やりたいなと思った方が、自分に望ましい方法をチョイスするってこともいいなあ。「美術教育の日」なんかでもそのことを考えられますね。
Commented by yumemasa at 2010-05-21 06:27
黒木さん、実は、この額を数枚職員室においておいたら、もう目に触れますからね。額縁に絵を入れた状態を見て生徒はすごく、喜んでいます。額に絵を入れて外に飾られるって体験自体ないですよね、普通は。これ、「笑顔」を生み出す活動です。
山梨の「北口プロプロ」のようなシンプルな展開を目指しています。これなら「どう?やってみない?」って言えますから。
Commented by yumemasa at 2010-05-21 06:28
あ、書いていていいこと考えた!!子どもの制作場面の写真も紹介しよう!!
Commented by あおき at 2010-05-21 22:05
「いつかは・・・」と、おっしゃっていましたが、ついに、やっておりますね!ついでにワークショップもどうぞ(笑)
応援してます、がんばってください!
Commented by hakusuke at 2010-05-21 23:59
勤務校はいろいろな面で話題になる学校です。カッコいい学習指導ではなくとも,生徒たちが感じたこと,考えたこと,気づいたことなどなど作品を通して理解を得られるように取り組みたいです。今,校舎内に1年生の描いたスケッチを掲示中。校舎内に,生徒の作品が掲示されている空間は,いきいきとした学校でよいですね。また,学校訪問に来校している保護者の方たちが,スケッチの感想を見ている姿は嬉しい。落ち着いて透視技法のスライドを見ながら構想を練っている生徒たちの様子を見て,保護者の方たちもちょっと安堵していったように感じました。
<ご報告>APAの写真。校長先生に許可いただきました!あとは学年で話を詰めたいと思います(^^)v
Commented by 笹木 陽一 at 2010-05-22 14:58
ご無沙汰しておりました。皆さんお元気そうですね。「音楽と美術は運命共同体」との言葉に、何か発言せねばと思いました。

「美術教育の日」プロジェクトにつながる取り組みとのこと、着実に実践が進んでいますね。学校を地域に開く事については、これまでも様々な取り組みがなされてきましたが、どちらかというと外部の教育資源を学校の中に入れる(アウトリーチ)発想の方が多かったように思います。今回の山崎先生の実践のように「地域に向かって発信していく」ことは、音楽においては地域の演奏会に音楽系部活動が参加するようなケースはありますが、普段の授業の取り組みが発信される機会はなかなかありません。

「地域との連携」を音楽科においていかに構想するか、新たな課題をいただいたように感じます。転勤したばかりで、今ひとつ地域のことが見えていないのですが、少しずつリサーチして、やれることを探していきたいと思います。「簡単で無理のない方法」というのが大事ですね。慌てず・騒がず・坦々と、子どもの笑顔のために実践を重ねたいと思います。では失礼します。
Commented by yumemasa at 2010-05-23 21:42
あおきさん、見てくれているんですね。お忙しいだろうに。そういえば、ブログでやろうかなと、思っていた事実現させていますね。北海道で有志が自主的に集まる研究大会(でも規模は予想以上に大きいものでした)、そしてこの街かど美術館。うーん、アートネットとちぎのことを思い出しました。見つけたときは(やった!)って思いましたもんね。
Commented by yumemasa at 2010-05-23 21:52
hakusukeさん、地道でいいですね。ただ、スケッチを展示するのと、感想を添えて展示するのとでは意味が違いますもんね。ちょっとしたことのように思えるのですが、見る人の鑑賞のヒントにもなりますから。感想を書いた生徒にとっては「ふりかえり」の場です。指導者にとっては授業改善のヒントです。生徒同士ではコミュニケーションの補助でしょうね。そんな、いろいろな要素がからみあい、絵を通して子どもが生き生きと見えてくるのでしょうね。PTA役員とギャラリートークをしたけれど、ものすごく有意義でした。hakuseさんも、いろいろな人と気軽にやってみるといい。相手の感想を引き出しながら。
Commented by yumemasa at 2010-05-23 22:06
笹木さん 、アウトリートとは反対ですね、こちらからしかけていくわけですから。そう、私(私たち)は地域の人に中学生のよさを知ってほしいのです。オープニングは音楽部によるリコーダー演奏。音楽部は地域に演奏に出かけています。
すべて楽しんでわくわくしながらやっています。一気に進んだのは校長、教頭の強力なバックアップ(?)いや、それ以上。日程だって私が考えたより、数ヶ月早い。6月13日に向けてやるぞーーーー!!!
でも、マイペースで無理なくでやっていきます。笹木さん、じっくり行きましょう。
Commented by あおき at 2010-05-24 23:01
分かりますね~。「中学生のよさを知って欲しい」という気持ち。自分がやったときも、最初は、美術教育を知って欲しい!と、いう気持ちが強かったですが、子どもの作品やそれに向かう生徒の様子を見ていたら、生徒の良さを知って欲しいと思っていました。作品を見せるというより、作品をとおして、生徒を知って欲しいというか・・・。作品が展示されるのではなく、そこには、生徒がいる、という感覚というか・・・。
あと、強力なバックアップ、というのも大切ですね。決まるときは一気にトントンと進むものですね!まるで結婚のように・・・(謎笑)
Commented by yumemasa at 2010-05-25 07:15
あおきさんもそうでしたか!生徒もよさを知ってほしい、表面だけではなく、内面を、そう、「感性」なんて言葉があるけれども、そのことを視覚化したのが作品ということになるのでしょうね。先日、とりあえず、準備できた8枚の作品を前にPTA役員のみなさんとギャラリートークをしたたのですが、ビデオものでした。中学生のよさが、ものすごく、よく見えてくるんです。ものすごくおもしろかたったし、笑顔、笑顔のひとときでした。
この取り組みを青木さんがすでにされていることが、私の取り組みを生み出すきっかけですから、見守ってくださいね。
日取りが決まったら早い、早い、本当にそうですね。(笑顔)
by yumemasa | 2010-05-20 21:16 | Comments(15)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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