「朝の読書」の広がりは希望


「朝の読書」の広がりは希望_b0068572_22233179.jpg
 人が生きていく上で、本を読むという事は大事なこと、教師をはじめたころから読書指導には力を入れてきました。
 自分の読んだ本を学級文庫にしたり、短学活で一部を読んで聞かせたり、学級の係活動に取り入れたり、読書の時間というのを設定してみたり、いろいろ試しましたが、決め手に欠けていました。

 そうこうするうちに1996年『読書はパワー(The power of reading )』 金の星社に出会いました。その本では読書についての先行研究をもとに学校での軽読書に取り組み、学力が高まったことを数値で示していました。よい本に出会えたと思った頃、今度は1993年に出版された「朝の読書が奇跡を生んだ」に出会いました。書店に並んでいたのを手にしたのです。生活態度がよいとはいえない高校で「朝の読書」をはじめたところ、生徒達が大きく変わっていったという報告。働きかけたのはたった二人の教師。この情熱に感動し、私も次の年、自分の学年ではじめようと思っていました。

 
「朝の読書」の広がりは希望_b0068572_22255694.jpg
同僚の国語教師に本を紹介したところ、「よいことなので、すぐにやりましょう!しかも全校で」そして職員会議で提案。こうして朝の読書がはじまりました。
 こんなシンプルなことなのに、すぐに効果が出るとは!驚きでした。
ですから、次の学校でも、今の学校でも「朝の読書」を提案し、実施しています。朝は落ち着いた状態だし、何より生徒が本を読むようになるわけで、私は3回も、その変化を見ているわけです。
 そして気がつけば、全国的にかなりの数の学校が取り組んでいます。

 この朝の読書、「朝の読書が奇跡を生んだ」という本の出版は画期的でした。しかも、当時は今のようにインターネットも普及していない時代ですから、そのことを差考えるとものすごい広がり方です。

 こうして考えると、本気でアクションを起こし、それが正しいことで、受け入れられるならば、広がるということです。「朝の読書」の広まりは、希望です。
 
「朝の読書」の広がりは希望_b0068572_22441335.jpg

Commented by なっつ at 2010-09-02 12:40
前任校で、司書教諭として朝読書に関わっていました。
読むだけだからこそ効果があるはずなのに、定着してきたから+@(感想文や紹介文など)と求められ、でも理論がわからなくてうまく反論できずにいました。
紹介されていた本を注文しました。勉強したいと思います。
Commented by yumemasa at 2010-09-02 19:45
なっつさん、読書感想文などは、私も教師になったころから疑問を感じていました。あれは読書と作文の両方を嫌いにさせることもあり得ますから。とにかく読書はおもしろいっていうのが一番ですね。
ただし、生徒の活動の中での紹介文とか紹介画とかは、おもしろかたったですよ。ただし、この伝えたいという気持ちがない中では、これらの取り組みはよくないでしょうね。
Commented by 黒木 健 at 2010-09-03 05:39
(学校図書館司書教諭もやっているのですが・・・)5年前に全校一斉の朝の読書を提案する際「朝の読書が奇跡を生んだ」は一番参考にした本で,今でもバイブルですね。(^_^) 情熱と信念と判断と実行はこのことに限らず大いに参考になります。必携本です。
Commented by yumemasa at 2010-09-04 09:37
情熱と信念と判断と実行,そう、そのような熱意が伝わってくるのですよね、この本からは。
by yumemasa | 2010-08-31 22:21 | 教育一般 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31