子どもの学びを引き出す「環境の構成」
2010年 09月 05日
日曜日の午後、練習を終えた野球部員が、大根の手入れをしていました。「当番なの?」って聞くと「自分で、育てるのは おもしろいので」という答えがかえってきました。手入れしながら2年生が1年生に質問されていました。笑顔で答えている内容を聞いて関心しました。
「間引きの理由」「水やりのタイミング」「無農薬と害虫」が話題になっているのです。
この授業は今回の学習指導要領改訂に向けて、技術科の中で「生物育成に関する技術」というものが必修となったため、取り組み出したものです。

本来であれば、畑を耕してからが望まいのでしょうが、まずは栽培に取り組んでみるということからスタートしたものです。
実は栽培は小学校でもをしています。それで、生徒の感想を聞いたところ、中学校のも楽しいと言っています。それは「自分の大根」を自分で育てているからだそうです。
当然、栽培を通しての学びは小学校の時よりも深くなっていますし、そんことは野球部員が1年生に説明していた様子から伝わってきます。
大人になって得意分野を人から聞かれて、うれしくなって答えるのと同じでしょうね。
さて、この「大根の栽培」をする中で、子どもが主体的に学んでいるのは、このような時期に、このような場所で、方法はこうで、というように教師がしっかりと、子どもの学びを引き出す「環境の構成」したからです。
どうしても教育というと基礎をしっかり身につけさて、教え込んで、応用さて、定着度をテストで測定し、などと思われがちですが、このことは私たちに大きなことを教えてくれている気がします。
技術の時間は実は美術の半分です。その中でこれをはじめたのです。
この授業はシンプルですが、非常によいなと思いました。学習指導要領のねらいから見ても、適切です。
☆学習指導要領の解説「技術家庭科」←P33-36参照。
さてシンプルであっても非常に効果が高いと思うもので真っ先に頭に浮かぶのが、「朝読書」ですし、校内の「美術作品掲示」です。
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