生徒からもらった課題

今日の授業で、昨日の記事同様、生徒から作文を書いてもらいました。ほとんどの生徒から手応えを感じました。しかし、その中で二人が次のような作文を書いてきました。
 授業の弱い面が反映されているのだと思いました。またこの題材を少し変えなければならないと思っていたこともあったので、この作文は「生徒からもらった課題」であると思いました。以下に生徒の作文を紹介します。

生徒からもらった課題_b0068572_0573272.jpg「○感想、考え,発見…
はっきりいうと、つまんなかったです。自由にかけなかったのがいやでした。果物、野菜に決まっているときから「描きづらいなあ。」なんて思っていました。やっぱり楽しかったのは夏休みの絵ですかねえ?課題そのもの決めることができたので、楽しかったです。「色はどうしよー」とか、悩みを楽しさに入ってた感じです。ひとつでも「これ」って感じで
決められちゃうと、はじめっから悩みぱなしです。私の絵は自由ほんぽうで、すべて自分の考えからで来たものだから。そのものに対して考えが組み合わないって感じでした。
○身に付いたこと…
ううん、わかんないです。実際にその場にならないと出ないものものだと思うのです。でもきっとどこかで役立っていると思います。」

一つの画面に4つもの絵を入れて、描きたいものがたくさんあるんだな、しかも誠実に制作しているなあと、安心して見守っていました。

生徒からもらった課題_b0068572_111482.jpgそうして、もう一人の作文を紹介します。

「感じたことは、絵を描くことはとてもつかれると感じました。考えたことは、絵の具の使い方がへたなので考えました。発見したことは、自分が絵が下手だということ。」

作文を読んで「えっ!」と思いました。この生徒も授業中、コツコツとよく努力していましたから。

 教師である私が受ける印象と生徒の思っている感覚に大きなずれを感じました。
逆にいうならば、作文をかいてもらって本当によかったと思いました.
これから、彼らとどうかかわっていくか、どのような授業にしていくか、楽しみでもあります。
Commented by toka.s.photo at 2004-12-17 20:16
見る側、見られる側、教える側、教えられる側、
感覚のギャップはどうしてもありますよね。
大変、勉強になりました。
P.S.勝手ながらリンクさせていただきました。
Commented by yumemasa at 2004-12-17 22:40
〜する側、〜される側という見方の指摘うれしいです。そういえば本多勝一「殺す側の論理」を読んで、新たな考え方ができるようになったのを思いだしました。ひとつの物事を別の視点からとらえると全く別のもになっていきますよね。そう10年以上も前に、教える側と教えられる側の論理で授業について、いろいろ考えていた時期がありました。わすれていた感覚でした。私にとってのありがたいコメントです。リンクは感謝します、多くの方に美術教育の現状を知ってもらいたいと思っていますから。
Commented by ベネッセ嶋田です at 2004-12-19 04:51
(授業の現場を知らないので無責任な意見かもしれませんが・・・ご意見をコメントさせていただきます。)お二人のコメントはハインリッヒの法則?でもあるようにその授業を構成する新しい要素の2名の貴重な意見だと思います。題材は与えられるものでなく自ら気付く感じるものでなければほんとうに描きたいものも描けないのだと思います。例えば、推理小説家がお笑いのネタでシナリオを描けと言われてもいいものはかけないと思います。自分自身が感じる、体験をベースにもってこないと難しいと思います。(例えば、最もきらいな食べ物を描こう!とか)そうすると、きっと黒っぽい絵になったり、描きたくなくなってキャンパスに貼り付けるだけとか。。。感情をベースにすると、子供たちの気持ちの箍がきれいにはがれるのではと思ってしまいます。
by yumemasa | 2004-12-17 01:03 | 美術の授業(山崎) | Comments(3)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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