子どもの発達と遊び |
小学校に造形遊びが本格的に入って来たとき、別の視点から「遊び」について考えたくて読んだ本です。
演繹法的な手法による研究ではなく、帰納法的な研究で、徹底して子どもを観察するところから、その行為の意味について考察しています。
地味な研究で、えっ!という驚きもありませんが、でもなるほど、そうだよなと安心するものがあります。
親や幼稚園の先生にもお勧めです。
発達段階の勉強と合わせて読むとおもいろかもしれません。

以下に「子どもの発達と遊び」のまえがき紹介
「この本は次のように役立てられられるように希望する。
(1)養育、遊戯、小学校教師、幼稚園教諭の教育に役立つこと、
(2)校長や先生たちが子どもの健康なパーソナリティを育てるために、おもちゃ、ゲーム、創造的用具、遊戯活動の充分な可能性を発展させること、
(3)両親が子ども達の為に適切な遊戯用具を与えることに興味を持ち、その助けになること、特にハンディキャップや慢性疾患のある子ども達は、そのようなことがなければ、情緒的表現や成熟にとって必要な遊戯経験をうばわれてしまうかもしれない。
この本の実際的用い方は、遊戯用具と表現活動のより広い、より自由な使用法と同時に、幼い子供たちのためにそれらの価値をさらに研究されるようになるに違いない。」
この本の要約は「豊かな美術教育を」のダウンロード美術資料からダウンロードできます。