意図的に色を使う楽しみ
2004年 12月 23日
「えっ!そんな楽しいこと決めさせてもらっていいの?」
「あっ!だめだめ。やっぱり、自分で決めます。」
そう言って、配色カードを片手に色を決めました。
満足した様子。やはりこの授業の醍醐味は意図的に色を使うことの面白さを知ることです。
色々な作品はつくれませんが、そのかわり級友の作品を見て、配色のおもしろさを味わっていました。
ところで筆の持ち方などを教えてあげると、たいていの子どもはその効果に驚きます。
←色々な色を使ってみたいのだけれど、まとまりを出すために類似の考えを取り入れたとのこと。色を意図的に使う面白さを味わっていました。私たち大人から見たら「パステルカラー」という言葉で片付けてしまいますが、彼女にとっては大発見なのでした。授業で理論として教えたことは、「類似・対照(アクセント・コントラスト)・グラデーション」による調和。シンプルに教えています。だからこの知識は生かしやすいのだと思います。彼女は今度はグラデーションも使ってみたいということでした。
意図的に色を使い、その効果に気がつく。これは大人も日常生活の中でいつもやっていることです。色で困る大人ではなく、色を楽しむ大人になってほしい。