シリーズ『アートの現場から』 Vol.22 (寄稿)鈴木 斉さん
2011年 07月 22日
しろひげNature Art.W.S 鈴木 斉
アーティストと子どもたちとの交流が、各地で広がっています。
7月14日、奥多摩町立古里小学校と氷川小学校で、地元在住の作家によるワークショップが開かれました。
洋画家の石山久輔さんの指導のもと、高さ3メートルの円錐形になる大きな布を広げて、子どもたちが考えた「奥多摩色」を、自由に描き込みました。
古里小学校を訪問すると、暑さを避けた玄関広場で、三枚の大きな作品が今まさに完成するところでした。
カラフルなアクリル絵の具を使って、「ここにもっと絵の具を置いて、ここは色を重ねよう」と話し合いながら作業を進めています。


作家も先生方も、子どもたちを囲んで、暖かなまなざしで見守ります。
アーティストの提案を子どもたちはたっぷりと楽しんで、笑顔の中で作品が出来上がりました。

午後は氷川小学校の番です。12人の5年生が3枚の布に挑みました。
前もってデザインしていた「奥多摩の色」をグループで力を合わせながら大きく再現していきます。
子どもたちは布の上を飛び跳ねながら、回りながら、現代アーティストのように斬新に絵の具と戯れていきます。
「そろそろいいかな」という満足げな言葉とともに、作品が完成しました。
● 踊るように描く子どもたち

子どもたちが誇らしげに家族に紹介する様子が、眼に見えるようです。
今回の企画は、9月に行われる「奥多摩アート・クラフトフェスティバル」の一環です。
三回目を迎える同展も、今年から子どもたちとの交流を取り入れました。
各地で広がるこのようなアーティストとの交流は、アートを通したコミュニケーションを、楽しみ学ぶチャンスです。
そして何よりも、普段とは違うアートの時間が、楽しい体験として体内に宿ることが貴重です。
そんな体験をした子どもたちは、アートをより身近なものとして、これからの生活を楽しむ事でしょう。
9月の「おくてん」が楽しみです。
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