居心地のよい中だけではなくて

 「教育研究全国集会」の初日に全体会の中で、中山文部科学省大臣からメッセージが届いたり、北海道教育委員会委員長があいさつをしたり、日教組も変わったのだなあと思いました。

 初日は渡辺貞之先生の主催する深川の劇団の中学生と高校生が演劇を披露。熱演する若者の姿が素晴らしいものでした。

 そして、しめくくりは落合恵子さんの講演会「2005を拓く〜育児は育自のとき」。

ジェンダーのことを中心に語られていました。その中で印象に残った言葉があります。落合さん自身が講演会などで語っていての彼女自身の疑問でした。
 「いろいろと話をするけれども、それに対して「そうだよねー」「そうね」と肯定される中だけで話していてもいけないのではないか。居心地のよい中だけで話していてもだめではないか」確かそんな話をされました。

そうだよなー、エネルギーが必要だけれども。私もそう思いました。
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かつて私が30歳になったばかりの頃、尊敬する佐藤将先生から、熱くなって話している私に対して「山崎君、反対意見も聞けるってことも大事なんだよ」と言われたことを思いだしました。
Commented by jugogon at 2005-01-10 00:47
反対意見を聞けることが大切・・・。
jugogonにとって、耳の痛くなるお言葉です。
新年が明け、今日は成人式ですね。早いモノです。
私は成人してから5年たったのですが、
年々エネルギーがなくなっていくように思えてなりません。
あの成人式の頃のパワーはどこへ行ったのか・・・(^^;

Commented by yumemasa at 2005-01-10 01:07
コメントありがとう。反対されたらそれはいやですよね。私はこのブログでも何度か書いていますが、自分こそが正しいと思っていたらそこで発展はありませんから。JUGOGONさんは25歳ですか!若い。(私も若い。自称。)パワーがなくなったと言っていますが、もしかしたらそうではなくて、いろんなことが見えて来て葛藤しているからかもしれませんよ。例えば成人式の感覚の30歳の方がいたらこわくありません?と書きつつ私も若い気持ちでいたいです。
Commented by jugogon at 2005-01-10 01:28
そうなんです!葛藤が増えました。
今までは「これが正しい」というものを見つけたら突進。
それで、満足してたんです。
20歳の私って、今よりずっと大人ぶってたな~って思って・・・。
でも、全然大人じゃなくて、今の方がいろんなことに前向きですね。
一皮むけたかな?(自分で言うな!)
jugogonはOHashiゼミの卒業生なのです。
Commented by yumemasa at 2005-01-10 01:55
大橋さんのゼミの卒業生ですか!?そりゃ責任重いですよ。(おどし)。大橋さんから学んだことを現場でひろげなきゃ!大橋さんの発信内容は単に幼稚園教育によどまらず、小学校、中学校、高校とすべてに通じる美術教育の本質を明快に発信しています。ということで素晴らしいゼミにいたのですね。大橋さんは今後日本の美術教育を発展させていくための要になる方と思っています。
ところで、今の方が前向きですねという言葉いいなあ。葛藤しながらお互い成長していきたいですね。
Commented by jugogon at 2005-01-10 23:11
そ、そんなあぁ・・・。
大学在学中より、現場に出てみて、先生の一言ヒトコトがずっしりくるんですよね・・・。
もっと勉強しとけばよかった、って後のまつり。
それでも、まだまだ遅いことはない!
明日からようやく3学期です。
とりあえず、笑顔で。が、目標です☆
Commented by yumemasa at 2005-01-11 00:00
私も痛烈に思います。もっと勉強しとけばよかったって。私なんて年間100日も山に登っていた時期があったのです。
by yumemasa | 2005-01-08 02:06 | 教育一般 | Comments(6)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明