全国教育研究集会の様子
2005年 01月 10日
(なお、発表は29都道府県からでレポート集は300ページに及びます。)
これは一般の研究会ではあり得ないでしょう。美術の研究協議は石狩では一日日程ですが、授業を見て、授業の話し合いをして、そして実践研究の協議となるとせいぜい長くて2時間半くらいのものです。ですから、厳しく意見を言い合ってというところまではなかなか至りません。今教育現場は多忙化していて、研究(研修)の時間はほとんどとれません。自分の日々の授業や教師としてのあり方(今回の教研では、子どもとどれだけ真剣に向きあったかが特に問われました)を厳しく見つめ直すい機会でした。
美術教育について、とことん話すことが出来るのは今はこの研究集会くらいになってしまいました。さらにこの研究集会のよさは小学校も中学校も養護学校もいっしょになって話し合いますから、またおもしろいのです。
これだけの話し合いですから、参加者とも随分親しくなります。なんだか昔からの知り合いのような錯覚さえ感じるほどです。(図々しいからでしょうか。)
本当に心からうれしい出会いがありました。正直な話、「組合の研究会?」(感じ方は地域の差や組合に加入しているかいないかで違ってくるでしょうが)ということで避けてしまったり拒絶したりする人がいるのは実に残念でなりません.中には「怖いところなんでしょ?」と言ったりする人もいます。また、その逆も言えます。今回は特に、美術教育を通してどれだけ子どもと真剣に向き合っているか、子どもの発信(表現)をどれだけ深く受けとめているかが問われました。
自分としては先入観を持つことなく、自分の目で見て、自分の耳で確かめてを大事にしたいと思っています。
ということで、今回このブログには私が学んできたいくつかの実践を報告したいと思います。なお、紹介にあたっては本人の了解のもとに行ってはいますが、氏名を出していいかどうかは確認していませんので、もし公表してもよいということであれば、後日報告します。
全てを知りたい方は、来年アドバンテージサーバー社から「日本の教育」として出版物として刊行されます。
以前は3日日程ということだったそうですが、もとに戻らないのかなあ。
ところで、北海道でも教研の成果が広がっていないという課題があります。研究の成果が一部で埋没してしまわないように、なにかできないかと思ってこの記事を特集してみました。誰かがこの記事を参考に自分の実践を高めていくことで、どこかの子どもが幸せになればなあと思っていますし、一般の方々にも美術教育で何を大事にしているのかもわかっていただきたいのです。コメントすごく嬉しかったです。昨日は雪かき(除雪)を一時間やったらクタクタでした。これからも、よろしくおつきあい下さい。