アーティストと交流授業(東京あきる野市)
2011年 11月 13日
シリーズ 『アートの現場から』 Vol.29
戸倉小でアーティストと交流授業
しろひげ Nature Art.W.S 鈴木 斉
10月25日、あきる野市立戸倉小学校の図工室では、版画の授業がにぎやかに行われていました。アートスタジオ五日市の工房で制作を進めている作家3名が、版画指導に訪れていたのです。9月26日の一回目の授業では「彫り」を、この日は最終段階の「摺り」を学ぶ授業でした。版木にローラーでインクをつけ、摺り紙を丁寧にあわせて載せて、バレンでこすって摺ります。紙をめくった時に現れる、白と黒の新鮮な世界に「わー、すごーい!」と歓声が上がります。そんな一つ一つの制作行程が、作家の方々の懇切丁寧な指導のもと進められてきました。
12名の子どもたちを5.6年の担任の先生と3人のプロ作家が指導し、その作業に学校中の先生が入れ替わり立ち替わりお手伝いに入ります。「○○ちゃん、準備できたー?」「もう少しでーす。」教室中にアットホームな、和やかな風が吹いていました。こんなにも恵まれた教育環境で図工の時間を受けられる子どもたちは、なんと幸せなことでしょう。
指導に当たったアーティストの一人、山成景子さんは、「子どもの発想はすごい。表現も、思いも寄らないことをひょいっとやっちゃう。子どもたちから得るものは多い。」と話していました。アーティストと子どもたちが、互いに刺激し合う構図が見えてきます。それこそこの交流授業の目指すところなのでしょう。
また、「他の作家との共同生活も新鮮で、それぞれの生活と制作とのリズムを垣間見れることが面白い。作品制作のために、まとまった時間と制作の場をいただけたことに感謝しています。」と、この事業への感想も述べていました。
11月26日の小学校の展覧会では、この日完成した作品が展示されます。作家によるワークショップも予定されているそうです。お楽しみに。





















