同僚と作品を見ながら考えたこと

 中学校2年生の「あかり」が完成し、全員の作品を掲示。同僚がじっくり作品を見ているので、「どうですか?」って尋ねたら「その人の価値感があらわれていますね。」って話をしてくれました。
 非常にうれしかったです。ふたりで作品を見ながら作者と作品の関連を考えたりしました。作品を見ながら生徒理解を深めているということです。
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「価値感が現われている」こう感じとっていただけたことを、言葉として聞けたのはとてもうれしいことでした。学校内でこうして共感的に子どもの表現をとらえる文化をつくりあげるのは、美術教師のもうひとつの仕事なんだなと思いました。かつての私は「山崎先生、さすがですね、作品素晴らしいですね」って、言っていただくことで有頂天でした。またコンクールにも応募して、それなにり入賞や入選があると喜んでいました。でもその頃は全員の作品は飾っていません。作品を展示して、語られる生徒のことって表現力の高さについてが主でした。
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ところで、私たちが話している横で、生徒達が他の同僚に「先生、ね、見て、見て!」なんて言いながら作品を囲んでいます。このような光景がどんどん見られるようにしてきたいなと思います。
 
Commented by すずきひとし at 2012-01-27 08:29
「学校内でこうして共感的に子どもの表現をとらえる文化をつくりあげるのは、美術教師のもうひとつの仕事なんだな」という言葉、とても重要に思います。美術科教師には、教科指導の他に、学校の美的環境づくりや、山崎先生の言う「学校に文化を創る」役割も自然に担っているということを心に留めたいですね。それは、分掌の仕事とかの与えられた役割ではなく、当然の立場として認識したいものです。
あの「あかり」が、制作だけではなくて、こうして自然な鑑賞の対象として、子ども理解の発信材料として、新たな展開を見せること。鑑賞から創作へ、そしてまたその鑑賞から新たなより広い展開を見せる…この循環・スパイラルが美術の時間を美術だけにとどめない力になって行きますよね。
Commented by yumemasa at 2012-01-27 23:13
鈴木さんの補足、ありがたいです。きっと
このようなことは 決して 難しいことではなく 心がけて行動することで できていくような 気がします。
「分掌の仕事とかの与えられた役割ではなく、当然の立場として認識したいもの」というのは なるほど そうだと思いました。
Commented by 井上哲義 at 2012-01-28 05:59
山崎さん、とてもいい環境設定ですね。あかりの授業をもう一度振り返るような廊下への作品展示、素晴らしいですね。いたるところで、教師と生徒達との暖かい会話が聞こえて来るようです。やはり、展示にかかわず学校全体の環境や文化を創り出して行くことも美術教師の大切な仕事であると考えます。子どもの表現力の高まりは学校の文化や環境も変えて行きますね。校長や教師たちへの共通理解の意識付けも、とても行き届いていて羨ましい限りです。全員で子どもの表現やつぶやきに目を向け、育てていくという意識大切ですね。ひとしさんのコメントが言い当てています。
Commented by yumemasa at 2012-01-28 07:33
井上さん、ぜひ、学校ですすめてみませんか、私たちが 意識改革をしましょうということです。このようなことは 日常的な 教師どうしの対話が 大切だと思うんです。
自然体で…。
Commented by hakusuke at 2012-01-29 10:20
そうですね。校内への掲示は美術担当として心掛け行動したいことです。役割云々というより、生徒たちが試行錯誤した成果を見る場、見せる場として提供していくのが務めだと感じています。

先週、3年生の平面構成作品を外していたら、「次はブックカバーの展示ですか?」と、生徒に質問されました。今の3年生たちは、少しずつ校内に作品が掲示されるようになった学年ですから、少々生徒の質問に驚きました。掲示のアイデアについても、同僚や生徒に相談しました。あれこれ相談した結果、生徒の掲示アイデアが一番しっくりして、「なんだ先生、結局アイデア採用したのね。」と半分馬鹿にされたような・・・?
Commented by yumemasa at 2012-01-29 10:40
生徒と相談しながら展示方法を考えるのは いいですね。私は生徒に相談し事がなかったので、この話は新鮮でした。
アイディアを採用された生徒は うれしかったんだろうなあ、採用の根拠などを言ってあげれば 生徒も「なるほど」って思うでしょうね。
by yumemasa | 2012-01-26 22:20 | Comments(6)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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