中学生の授業を6時間参観(その1) |
石川さんによる「国語・総合自主公開研修会」ですが、遠くは九州から関東方面からも身銭を切っての参加です。小学校も中学校も、よりよい授業を目指す方々が集まりました。
1時間目 1年 国語 対話型ギャラリートークで詩を読む

昨年、石川さんが私の授業を見たとき、似ていると驚いていたのですが、その意味がよくわかりました。こうした共通点の発見は私にとっても学びの本質を考える上でもとっても意味のある時間になりました)
2時間目 1年 国語 ライティングワークショップ「作家の時間』

そしてはじまった「ライティングワークショップ」生徒は、思い思いの場所に移動して「作家の時間」とタイトルのついた、ノートを使って、文章を書いたり、書くテーマを決めるためにウェビングをしたり、書いたものを見せ合ったりする生徒もいました。
この授業で私は生徒に感想を聞いみました。「この時間はすごく、おもしろい。書きたいこと、思いっきり書く事ができるので」「書いているうちに、自分が見えてきました。」「これ、とにかくすごくおもしろいです。」そして、子どもの表情や仕草などからも子どもが本気がわかります。私も意識している「子どもの時間」だなと思いました。
なお、この授業は形式をまねてもうまくはいかないでしょう。日頃の授業意づくりもあってのことです。それと大事なことがひとつ、とライティングワークショップをはじめるときに生徒達になぜこの授業に取り組むかのその価値をしっかり伝えているとのことです(価値のインストラクション)。 石川さんは私の「自分という人間の存在証明」の導入の授業を見て「価値のインストラクション」といいましたが、ここが非常に重要なのです!
とにかくライティングワークショップでの子どもの姿を見ていると書く喜びを味わっているということが伝わってきます。これは、これからずっと先も、生きていくことです。これって一番に身につけさせたいものの一つだと思っています。
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最近発行された、授業づくりネットワークMLに記されていた、山形の小学校先生の実践。とても興味深い内容でしたね。