発想の方法を選択する

 中3「人の心を動かす形」という題材。4時間(題材のふりかえりを含めて)。
1時間目は発想。
最初の1時間は、発想の時間。最初に試作用(ごく少量)の粘土を手渡す。粘土の特徴を楽しみながら、つかんでほしいので。
 そのうえで、そのまま粘土をさわりながら考えていったり、アイディアスケッチから入っていったり、言葉から入っていったり…。
 どのような発想の仕方をしていくかは生徒が選択する。なお、この授業に入る前に、この題材についてそのねらいと概要を話しています。
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発想方法を選択するのは、発想方法にはいろいろな方法があるってことを学ぶということも含まれています。

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人の心を動かす形 (この授業の制作過程)


Commented by rusie at 2012-06-24 12:21 x
発想方法にはいろいろな方法があるってことを,私は,学ばずにここまで来たようなきます。どうすればいいかわからず,何か浮かんでこないかとぼーっと待っているなんていう状態がよくあったような気がします。
いくつもの発想方法を知っていて,それを選択していけたら,ぐっと楽に楽しく取り組めますよね。・・先生がこの授業のねらいと概要をどのように話し,どのようにこの写真の場面に入っていったのか,実際に見学させていただきたいような気持ちです。
Commented by yumemasa at 2012-06-24 22:54
rusieさん、「なんか思い浮かばないかなあー」って考えているのも大事な「発想」の時間、待ってあげるのも、その一つです。私はけっこう待つんですよ。とにかく、そのことが前提にあります。この立体の場合は、最初絵で(あるいは言葉で)考えてみたり、実際に立体でつくりながら考えたり、どちらもあり得るということをそのまま話しています。発想の初期段階でどんなことが思いついたか、あるいはどんな風に考えたかを交流する学びあいもとっても大事にしています。学校が近くでしたら、いつでも、どうぞなんですけど。でもこうして興味を持っていただけるとうれしいです。
by yumemasa | 2012-06-23 10:26 | 美術の授業(山崎) | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明