札幌の篠路光真幼稚園でたくさんの絵を見てきました。研修の講師として行かせていただいています。園の先生方が実に子どもをよく見ていて、年々受信力が高まっていると実感しています。私のレクチャーの部分も減りました。
この写真は子どもが絵を描いているときの様子を先生が笑顔で話してくれている場面です。子どもがどう工夫したか(ものすごく具体的で、色を混ぜているときの様子、描いた順序…など)どんなことをつぶやいていたか、熱心に語ってくれるんです。こうして、子どもをあたたかく受けとめるってもっとも大事なことの一つでしょう。絵を通して子どもの成長を感じ取ったり、そんな時間になりました。
これは年中さんの絵です。猿を描いています。猿を描きましょう、という絵ではありません。「ひとりぼっちのさびしい猿がいます。楽しくさせてあげてね」っていう絵です。そこに園児の思いがあらわれています。表現は多様です。