子どもの思いを知る
2012年 07月 13日
鑑賞する側にも広がりが感じられて楽しいですし。
↑この作品は、洞爺湖ではなく、ある日友達と感じた素晴らしい自然。こんなことを知れたのは授業中の生徒との対話、そして作品に添えられたコメントがあるからです。
上の「生きる自然」も「生命力」も同じ場面です。行ったところは2000年の有珠山噴火の爪痕。倒木から新たな命が…。同じと場面を見ていても、感じ方や表し方が違うということを、実感できます。
子どもが「表現」したものを通して子どもの思いを知る。どのように知るか、それは美術教育の根っ子にあっていいことだと思います。作品へのコメントは、子どもの思いを知る有力な手段です。
ところで、これまで何度かかかわってきた子どもの作品展。どうしても作者の言葉が必要だと思い、作品募集のときに作者の思いを添えることを提案しましたが、変わりそうにありません。相変わらず、作品のみの審査です。ただし、わたしの身近なところはかわってきました。千歳の小中学校美術展。石狩管内教育美術展。石狩管内中学校文化連盟移動絵画展。など。
「子どもの思いに触れるって、美術教育の醍醐味です。」
共感的になりますから。