*この記事は2013年1月に投稿したものです。
美術室の掃除当番の生徒が、教室に置いてある絵を見て、この絵みたら「優しい気持ちになるー」と一言。これは「自分にとって価値あること」というテーマの授業から生まれたもの。

教室に居合わせた他の生徒に見せました(普段はあまり笑わない子です)。絵を見て思わず笑顔になりました。絵ってすごいなって改めて思いました。
この授業「自分にとって価値あることを絵にしよう」は、かつては「想像の絵」として取り組んでいたものです。ですから、定番のシュールレアリズムなどの絵を中心に見せていました。でも どろどろとした絵でもあるわけで…。この題材に切り替えてから事前の鑑賞作品には多数の絵本も取り入れています。
題材の構成やねらいが変わると生まれる作品も変わります。 
(↑目だけクレヨンで描いています。柔らかさを出したいがための材料選択です。)
世界は平和であってほしい。今の中学校の持っている優しさがたくさん発揮される授業もしていきたいです。
ところで、美術の授業では「残酷なもの」「エッチなもの」「人の気持ちを不快にさせるもの」、これは学校という公的な場なので、やめてくださいと話しています。(描いてはダメでななく、描く場の問題です。かつて私は中学生の頃、残酷な絵を描いたことがある話も加えています。「こっそり家で残酷な絵を描いていて親が見たらびっくりするかもしれませんね。うちの子はどうしたんだろう?と心配するかもしれませんけどね」などと付け加えています。)
実は、このような条件を示すことで表現の自由が生まれるのだと思います。つまり、生徒にとってはそれ以外はなんでもありということですから、先生に忖度しないで思いきってやれるわけです。