フレデリック=バックのアニメーション
2005年 02月 12日
短編はもちろん、代表作の「木を植えた男」(国語の教科書の教材にもなっていました)はもちろん「大いなる河の流れ」にも大変感動しました。
特に「大いなる河の流れ」(24分)は科学的であり、詩的であり、哲学的なものを感じさせます。
中学生に見せていますが、静かに語りかけてくるナレーション。思わずいろいろなことを考えてしまいます。そしてアニメーションという表現手段の可能性も感じさせます。とてもとても美しい。
(「大いなる河の流れ」ではスーラの絵の動画版といったものも登場します。)
そして「大いなる河の流れ」で扱われているアメリカ先住民(インディアン)と北海道の先住民アイヌ民族の考え方や歴史(侵略される側の歴史)に、共通点のなんと多いことか、あらためて思い知らされます。
メインテーマでもある「自然と人間の共存」単に自然は大事ですから守りましょうといった内容ではなく、深いものがあります。
フレデリック=バックのアニメーションは「総合学習」「道徳」などの時間に(以前は「美術」の授業で扱っていました。)見せています。
「作品」を通していろいろと感じとってもらいたいと思いますが、同時にフレデリック=バックという作家が何年間も費やして、この作品をつくった事実、そこにも思いをめぐらせてもらうような投げかけもしています。
フレデリック=バック氏は「優しさ」ということが、いかに大事かを訴えています。
フレデリック=バックの言葉
「水は、人類にとってこのうえなく貴重で、生命力を与えつづける存在でありながら、長期にわたる開発と汚染による犠牲をこうむりつづけてきました。
…しかし、情報に精通し先見の明をもった人たちの努力が実を結んで、ようやく、自然に対する正しい均衡のとれた対応が期待されるまでにいたりました。
どうか、私の映画や本が、そうした対応へのよき材料となり手がかりとなって、健康にみちた未来を子どもたちに遺贈するのに、いささかでも貢献することができますように!」
山崎先生のブログは大変に読み応えのある、また、
子供をもつ親にとって興味深い話題でいっぱいのブログですね。
別にメインサイトも運営されていらっしゃるんですね。
どちらも、今後、じっくりと拝見させていただきたく思いました。
とり急ぎ、ご挨拶まで。
このブログは縁あって親業のシニアインストラクターの方にも見ていただいています。応援して下さっているのでありがたいなと思っています。