道徳と美術
2013年 11月 21日
研究会が終わって職員室で自然と拍手がおきてきました。熱い気持ちで取り組む同僚は、素晴らしいなって思います。責任者をやるのは苦労もしますが、とても勉強になりました。研究はまだまだこれからですけど、やりがいがあります。
なお、研究は「副読本」を活用したものです。当然「指導書」も積極的に使いました。副読本を英知の結集、あるいは先行研究としてとらえてのことです。こう考えたのは自分自身が美術の教科書づくりにかかわらせていただいたからです。教科書をつくることは、想像をはるかに超える真剣さを知ったからです。
美術と道徳のつながりって、感じます。
そう考えると、美術ってますます大切で、しっかり取り組まなくちゃならない教科なのに、削減の方向って・・・偉い方々は何を考えていらっしゃるのでしょうね。
世間一般で言われる『道徳』…というか一般社会の常識というのはその国、その地位の歴史、言語、社会習慣の上に醸成されるもので、本来なら全教師が意識しなければいけないものだと私は考えています。
実際、私が青葉中学校在籍時は校則なんて紙一枚、『社会一般でダメな事は学校でもダメ』と言えば済んだ話でしたし、実際、それが指導の基準でした…
北斗中でもロビーのあのステンドグラス。
本来ならこれを設置する予定ではなかったのですが、たまたまステンドグラスを寄贈したい、って方がいて、『生徒たちがこれを見て何事かを考えて欲しい』とのことで作ることになったのだそうで、それは開校式典のときに校長先生が話されておりました。
『美しい心のありよう』って言っても、それを表現するのは先生のようなベテランをもってしても難しいと思いますが…
教科を問わず、『道』という事に対して何かしらの強い想いがあるならば、いつか必ずそれは理解される日が来ると私は考えています。