InSEA (国際美術学会)2008年に日本で世界会議開催!

InSEA とは、lnternationaI Society for Education through Artの略称です。
前回の世界会議は2002年ニューヨークで開催されました。
そして2008年日本(関西)で32回大会の開催が決定されました。
 世界会議に向けてInSEA World Council 評議員の福本謹一(兵庫教育大学)教授が、「InSEA  in Japan」というウェブサイトを公開しています。
 その中で次のように呼びかけておられます。
 「21世紀になって世界各国で教育改革が進展する中、芸術教育が教育の中核として位置づけられた国は限られており、美術教育のカリキュラムにおける時間数の削減が世界的な傾向となって子どもたちの想像力や創造性を培う機会を失うのではないかと危惧する声が高まってきています。
 今こそ世界の美術教育関係者だけでなく創造教育に関わる人すべてが力を合わせて創造的な表現と鑑賞を通した教育を押し進めると同時に、国際的な交流の機会を増やして、世界の平和に寄与する方途を模索する必要があります。」
InSEA (国際美術学会)2008年に日本で世界会議開催!_b0068572_16144910.jpg

 現在、日本では学力論(受験学力論)が大きな話題となっていますが、芸術系の教科は、まさに蚊帳の外という感じです。確かに「文化芸術振興基本法」などはあるのですが…。
 さて、このような折、InSEAの世界会議が日本で開催される事は大きな意義があると思います。
次期の指導要領改訂は2008年前かもしれませんが、その世界会議に向けて当然研究発表の準備はされますから、そのプロセスが非常に重要な意味をもってくると思います。(記事については福本先生の了解をいただいています。InSEAの準備が進んだらブログが開設されるかもしれません。)
 なお、2008年は私の石狩で「全道造形教育研究大会」が開催されますが、単に北海道でということではなく、もっと広い視点で考えていきたいと思っています。
そしてInSEA同様、これからの取り組みこそが大事になってくると思っています。

 ☆「InSEA  in Japan

《関連記事》

 ☆InSEA すばらしい会をありがとうございます←2008年8月
by yumemasa | 2005-03-21 16:15 | 美術科の存在理由 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明