彫刻のおもしろさ(その1) |

本物の立体にふれて見ることが何よりなのはいうまでもないけれども、こうした視点を持つだけで、鑑賞も表現も広がりや深まりを見せてくれる。あれこれ言わなくても子どもの感じとる「感度」が高まる。季節や時間帯、光なんかをかえるともっと面白い。見せる時間はわずかでも、これをするのとしないのとでは大きく違う。
あたり前のことだが、これをやると「おー!」って声があがったりする。

授業の中では言葉で伝える内容をできるだけ視覚におきかえようと意識してきた。そのことが授業をかえてくれた。教育実習でお世話になった当時30代の角力山先生が教えてくれた。「山崎くん、美術の授業はとにかくできる限り視覚で訴えること、それも美術の時間で大切なことですよね」って話してくださった。












(写真は「札幌芸術の森美術館」)
デザインを専攻している大学生です。
立体を楽しむことって幼い頃は意外と難しいですよね。
私も最近は建造物や彫刻などに魅力を感じれるようになりましたが、中学生のころはまるで立体に興味がありませんでした。
幼い頃から立体を楽しく捉えられる目があったら良かったのに…と感じています。
yumemasaさんの、立体を様々な角度から撮って見せる授業は、立体の魅力に気付かせるためにはもってこいの方法だと思います。
写真にすることで、初めて気付くことはたくさんあるはずなので…。
子どもたちには、幼い頃から立体を見る目を養ってほしいと思います。
実は、立体の鑑賞の授業ではお気に入りの角度から撮影なんてのも考えています。そしてやはり触覚ですね、これも大切にしたいです。若い人の感覚を聞かせてもらえるのは、とてもありがたいです!ありがとう。