小学校に入学して初めての図工

 小学校に入学してから図工の最初の題材「すきなものなに?」(すきなことなに?)という題材はとてもいいと思い生ます。先生が担任したばかりの子供たちに「君は、どんなことが好きなの?教えてくれる?」って言っているわけです。子供は「じゃあ、先生に教えてあげよう」ってなるし、子供にしてみれば話も聞いてくれる。紙の大きさも小さめで数枚描いてもいい。ここで、子供達は絵はコミュニケーションのツールでもあることを認識するわけです。もちろん、描き方についても何も言わない。子供が描いた絵を喜んで見るだけです。絵を媒体にコミュニケーションをとるわけです。
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 担任としては、出会ってまもない子供たちを理解する上でとっても良い機会。
それに、クラスの子を知るきっかけにもなります。



これらの作品は釧路の日野道子さんの指導によるものです。図工は学級経営にすごく生きるということが、実によくわかります。この時の様子を語る日野さんは、ずっと笑顔。そんな笑顔で絵を見てくれたら、それは嬉しいですよね、子供は!
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なお、小規模な学校ということもあって、1年生と2年生が一緒に描いているとのことです。紙の大きさは八切りを半分にしたもの。(16切り)ちなみに鶴の絵があるのは、釧路だからです。

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子供の表現を受けとめる
Commented by 石垣文子 at 2016-01-17 21:54
そうですね。コミュニケーションツールなんです。そこから、自分をしる楽しさを感じる旅が図工の授業で始まるんですよね。子供たちの心が柔らかくなる言葉がけが、肝なのでしょう。さぁ、私は、出来ているかしらん^ - ^
Commented by yumemasa at 2016-01-17 22:47
石垣さん、ありがとうございます。多分、指導された日野さんのお話を一緒に聞いていたら、きっと楽しく、盛り上がったに違いありません。
このしんぷるな取り組みだけど、大切だと思っています。
Commented by 江原 正 at 2016-01-19 06:27
ベネッセ教育総合研究所や日本美術教育学会(2006)の調査研究で明らかになったなったように、図画工作、美術の児童・生徒の教科支持率学年進行と共に低下しています。「あなたは、どの教科が好きですか」に対して、小学校1年生から高校3年生まで一位は”体育”小学校1年生では、第2位は図画工作、それが段々と順位落とし中学校3年生では美術は下位に属しています。高校は選択制なので比較しようがありません。山崎さんなどが主体となった「中学校美術Q&A(私も数回参加しました。)」を振り返り、今後のことを考えねばならないと強く感じています。これは美術科だけというのではなく教育全体を包含しなければならないと思います。日本の未来、果ては世界の未来をと考えます。
Commented by yumemasa at 2016-01-26 06:50
江原さん、子供が好きだから、では説得力がないですね。きっと。理科ならば前回の「理科離れ」なんて叫ばれていましたが、その時からすでに、私の学校に限って言えば、「理科」の授業は人気でした。wonderを大切にしているからだと思います。 Q&Aで、一貫してきたことは、やはり、教科の存在理由、なぜ、この教科があるのかということですね。江原さん、よろしくお願いします。
by yumemasa | 2016-01-17 20:42 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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