幼児の行為の意味を発見する面白さ

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 先日、北見の北光幼稚園(吉田耕一郎園長)にいってきました。大学のゼミ活動として「キミのアトリエ」を幼稚園でおこなったのです。
 子どもたちは夢中で活動をはじめました。日頃から、自由遊びを大切にしているからこそでしょう。
 さて、そんな中で、子供が見せるささやかな活動の中で その行為の意味を発見するおもしろさを味わってきました。




 様々な様々な素材に関わる遊びが終わったあと、何人かの子供たちが、つくったものが壊れないように、そして塗った絵の具が乾燥するように、絵の具のパレット用に用意したトレーにそっと、そして細心の注意をはらって置いていました。
大人から見たら、何だかわからないように思われるものも、子どもにとっては 時には(注)とても大事なものになります。そのことを周囲にいる大人が「子どものが見つけた価値」に共感できるかどうか。それは大切なことです。しかしながら、幼児教育の世界では子供は未熟な存在だから指導しながら作品づくりをさせている例もまだまだ多い。

 また今回の活動の中で、様々な材料を選ぶ過程において見せた姿も尊いものに思えました。子どもなりの価値基準で取捨選択しているのです。こうして彼らは世界を広げているのでしょう。

(注)「時には」と書いたのは、一般には、年齢が低いほど 行為そのものがおもしろいのであって、「作品」というような意識がないことも多いからです。遊びの痕跡と言ってよいでしょう。
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下の写真に見える、行為の意味を考える。子どもなりの美を生み出している。
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《関連サイト》

⭐︎幼児教育コース ゼミ活動で北見の幼稚園に




by yumemasa | 2017-11-11 22:49 | 子どもの表現 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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