文部科学省の教育ご意見箱へ意見を出しました |
山崎正明(男・48歳・公立中学校教員)
「今こそ美術教育が重要です」
美術は趣味や才能を生かした作品づくりと一般的には思われがちですが、心の教育を押し進める教科として着目していただきたい。生徒自身が造形活動を通して自己を深く見つめたり、他者のよさを感じ取ったり、制作過程の中で試行錯誤や葛藤をしながらひとつのものをつくりあげていくという価値ある行為が含まれています。美術は感じとる心を育てていく教科でもあります。我が国が文化立国としての道を歩んで行くのであれば、美術抜きには考えられません。人間の手でつくりあげるものすべてが人間が意図的に色や形や材を操作しながらつくりあげたものですから。ものの本質的な価値がわかる人間を育てていく必要があります。そのためにも義務教育の中でじっくりと表現や鑑賞に取り組む必要があります。テストのようなものでその成果をすぐに示す事ができませんが。」

《写真》風不死岳(ふっぷしだけ)支笏湖から見ると樽前山と並んで見える山。山麓には有名な「苔の洞門」があります。

私も遠く影ながら声援だけ飛ばしております。
ドイツではそういう時、Ich druecke Daumen.親指を押さえるといいます。(親指をグーのなかに折り込んで表現)