美術の授業を通しての学びをプレゼン〜このような展覧会が必要だ!

 大分県の津久見市立第一中学校3年生による美術や国語の時間の学びを示す展覧会が開催されています。企画は永松芳恵教頭。ポスターに生徒の姿を使っています。とてもよくわかる気がします。それは成果物としての作品よりも、生徒自身の学びを見ていただきたいからでしょう。
 美術教育を通して何が育まれているか、こうした展覧会の意義はとても大きいと思います。こうした展覧会をする有志が全国で広がっていくことを願っています。
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Commented by やまちゃん at 2018-08-18 20:08 x
私が青葉中での初めての美術の授業で、先生が『この科目ではテストで点数をつけるつもりはありません!』にこやかに宣言されたときの衝撃はいまだに覚えてますねぇ。

それから四半世紀、いろいろなことを見聞きして思うのですが、多分『生徒たちの感性に優劣をつけることはおこがましい』という考えだったんじゃないかと。

”何を美しい、綺麗”と考えるのはそれぞれ自由なわけですから、それを採点して評価しろ…ってのは、そりゃあ難しい。

…というか、世の中ってのは、そういう事の方が多いものです。

それもある意味『学び』なわけですから、多感な時期だからこそそういう話、学びの機会を提供する、というのは非常に大きな意義があると思うのですよ。

先生が大けがしたときに、他の先生方がきちんと復職したときに困らないようにフォローしたのは慧眼だったといまにして思うと感心します。

そして、それは私たちにとっても、『そこに居ない人のことも思いやる』ということを学んだことでもあったのでは?と。

どんなにAIや機械が進歩しようと、『優しい心』と『美しいものを愛でること』を教えられるのは人間でしかなしえないことでしょう。

津久見市立第一中学校の生徒の皆さんに幸せな思い出ができますように、祈願したいですね。
Commented by yumemasa at 2018-08-19 06:31
https://yumemasa.exblog.jp/28471772/
この記事の私のコメント読んでみてください。
by yumemasa | 2018-08-18 15:55 | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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