今日、北海道後志(しりべし)教育研修センター主催の「図工・美術」の研修会に講師として参加して来ました。そこにいらしていた中学校の先生4人が音楽の先生でした。免許は持っていません。教員の数と授業時間数の関係から、免許外で授業を持たなければならない先生が必要になります。(私自身は、これまで、社会・数学・保健体育・技術を担当して来ました。)
美術を免許外で持たれていても、校内に相談相手はいません。そんな先生のことも踏まえて企画されている貴重な研修会です。美術教育の関係者が集まる中でやる研究会とは明らかにねらいが違います。
真摯な姿勢で学ぼうとしている先生を前にして、こうした先生をサポートする方法も真剣に考えなければと思います。それは子どもたちの未来のために必要なことです。
当面は、教科書を活用することの大切さを強調してきました。
今回は実技研修も交えて、1日日程の研修でした。講師も私を含めて3人です。もう1人の中学校美術を担当している佐藤初美先生は、講演の中で、ご自身の授業ビデオを見せながら、授業のイメージがつかみやすいように工夫されていました。そして「いつでも、相談してください。」と話しておられました。ご自身の仕事がありながらです。こうした体制がシステムとして出来上がるようにしなければ。
実は、もう10年以上前から温めている構想があります。各地域に相談員をおくことです。
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