高校生の頃、透明水彩絵具と良質の筆に出会いました。特に驚いたのが筆です。当時2000円以上したのですが、絵を描くのが本当に気持ちよかったのです。
ナムラの筆です。もっと早く知りたかったなあ、と思いました。
そして教師になって1年目また驚きの筆に出会いました。サクラクレパスのセブロンRという筆です。
水彩用の高性能の筆は、たっぷり水分を含み、筆の穂に適度な弾力があり、筆の先が曲がったままにならず、穂先きがまとまります。良い筆の条件を全てみたしています。
このセブロンR16号は教材費で購入したり、希望者に斡旋販売したりした時もありました。しかし家庭での経済的な負担を考え、美術室に消耗品として置いておくことにしました。その後、様々なナイロン系の筆を美術室で使えるようにしました。しかし、今こうして改めて筆を再テストするとセブロンRが光ります。
なお、私の授業も多様な画材や表現の幅を広げていくことになり、多様な筆が必要になりました。アクリル絵の具での厚塗りにはあまり向いていません。その時は豚毛などを使用します。
水彩にはセブロンRは、本当に良い筆です。幼稚園・保育園の先生対象の研修等では、非常に評判が良いです。すごく滑らかで、気持ちよく描けるからです。