北翔大学山崎ゼミの取組
*幼稚園に出かけて大学生が設定保育。準備から後片付けまで1時間で完結。活動の「ねらい」を大切に取り組んだ。
●活動1 (目指した姿)3歳「みんなで作ったものをみんなで見て良さを味わう」
「夜空にどんなものが浮かんでいたら面白い?」(長い紙にパスで描く)「みんなで見てみよう」
「本当に夜の空みたい」「うあー!きれいだ!」「もう一枚描きたい!」
(反省)ねらいは達成。ベースとなる空に色はもっと良くして、子どもの描いたものが映えるようにしたい。

●活動2 (目指した姿) 4歳「(破ったあり、ちぎったりする)感触を楽しむ」
「見ててね、紙を破ったよ。何に見える?」(様々な紙やセロファンを破る。台紙に貼る)
「これね、お相撲さんなんだよ」「ね、もっとやっていい?」

(反省)一人一人の思いを聞けたのは良かったけれど、活動が感触を楽しむより、見立てが中心になってしまった。次は、感触そのものを楽しませるようにしたい。
●活動3 (目指した姿) 5歳「自分で考えて作ったもので、みんなで遊ぶ」(何かのキャラクターを思い浮かばてそれを再現するような活動にならないように、自分で形をうみ出させたい)
「お面となる台紙を見せながら(みんなならどんなのつくるかな?)〜子どもの目の前には様々な種類の紙、そしてハサミとのり)

(反省)2つつくる子もいるかもしれないと思っていたが、ほとんどの子がもう一つ作り、それで遊んでいた。また、自分で考えたお面を作っていた。キャラクターをつくる子がいなかった。用意する紙の置き方や種類、出すタイミングはもっと考えたい。
(山崎感想)学生たちが、出来上がったものではなく、その活動を通して育まれるものを本気で考えていた。振り返りでは活動中の写真や動画も見ながら、子どもの思いや学びがどうであったか、さらに改善するにはとなっていったことが嬉しい。
(写真の掲載については、許可を得ています。念のため)