NPO法人「
ポラーナの杜」主催の「子どものためのアートイベント」ではアクリル絵の具を使いますが、その絵の具を溶く水や残った絵の具を、そのまま捨てることは、望ましくないということで、絵の具を洗った水を濾過をすることを前提としています。
その濾過の方法を子どもたちに示すことを、とても大切にしています。
濾過器をブラックボックスとするのではなく、その仕組みを示すことと、なぜ濾過するのかということを説明してからこの活動は始まります。
簡易濾過器の作り方は地域の年長者である多田さんに教えていただいてできています。この濾過器にはそうした方々の知恵がいっぱい詰まっています。ふと、テレビ番組「 DASH村」のことを思い出しました。絵の具が濾過されてきているところを子どもたちがのぞきこんでいます。このことは STEAM教育の視点からもとらえることが出来ます。この姿を見て 何のためのSTEAM教育かという本質的なことを考えさせられました。誰のための科学や技術かということです。
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