
月刊「たくさんのふしぎ」(福音館書館)は 子どもの WONDERを刺激してくれます。この通算376号「四万年の絵」山田英春(文・写真)は、美術教育を考える上でも知っておきたい本の一つです。
なぜ人類は絵を描いてきたのだろう?って。この本に答えが書かれているわけではありません。しかし、アボリジニの人たちが描いた絵を見ていると様々なことを考えてしまいます。
私は中学校教員時代は洞窟壁画を扱っていました。なぜ、彼らは絵を描いたのでしょう?その問いから様々な想像が生まれます。文字を持つ前から絵が描かれていたという事実も大切です。
教科書の美術史年表の最初は洞窟壁画からはじまります。なお、折に触れて美術史年表を見る機会をつくっています。人間の歴史の中で美術の役割を考えることにもなります。
さて、この本には、こう書いています。「絵はなんのためにかかれたのでしょう。はじまりがいつだったのか、どのようにつづいてきたのか、よくわかっていません。絵はなかにはとても古いものがあり、もしかすると今から4万年くらい前の、人間がかいたのがいちばん昔の絵があるかもしれないと言われています。かかれている絵の意味、絵をかいた人たちの考えや気持ちをすべて知ることはできませんが、絵を見て感じること、伝わってくることがたくさんあります。」
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