娘の作品づくり(その2)

もう、この段階になったら楽しくて仕方がないみたいです。夢中になってやっていたのですが、ちょっと美術教師モード「あのな、この木の中に魚がいると思って彫るんだぞ」この言葉に娘は納得。(威厳が保てた)
この作品作りにあたり、ちょうど魚のペーパークラフトを持っていましたので、立体の把握はそれでできたんだろうと思います。もしかしたらこのペーパークラフトのイメージがあったかもしれません。
娘の作品づくり(その2)_b0068572_18261932.jpg




 このあたりから、あやまって彫ったり、細かいところが欠けて、たまに落胆の声。
「木を彫るってそんなもんなんだ。木工ボンドでくっつければ大丈夫だって」
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これで完成なのかなと思ったら、紙ヤスリをかけたいという。
 ここで大人の価値観を出しました。→「あのな、木彫っていうのはな、この彫った感じがいいのよ。そこをな、全部やすりがけしたらな、木彫のいい感じがなくなるぞ」
 娘は納得しません。彼女のイメージがあるので、やぱりそれを大事にしようと思いました。
(美術教師の考察→さらりと提案するのはよいけども、子どもに新たな気づきがあれば、よし。でも今回は木彫というのはな、といきなりぶつけても、駄目ですね。でも、今回はさらりとひきさがったのでいいか。よーく考えると手に持った感じはやすりをかけたほうがよかったかもしれません。これは娘の作品で私のためにつくっているわけではありませんから。)
で、色を塗るという。「このままでいいんでないの?木の感じして」娘は「だからあ(ちょっと強い口調)うすめに塗るんだってば。」なるほどなあ。
でも質問もされました。「とーちゃん、出来てから最後にニス塗ったら変だかい?」「どうだろうなあ、わからないなあ、この前表札に塗ったワックスという手もあるぞ」「あっ、いいね。」こんなやりとりなら最高ですが。娘が何時間もつくっていて、そのプロセスをまったく見ていない父がやってきて、いきなり「木彫というのはな、」ではいけませんね。

娘の作品づくり(その3) 学力について考える
Commented by seedsbook at 2005-08-19 19:10
う~ん。素敵な魚が現れました!いいなあ。
山崎さんの対応の気遣いも含めて楽しく拝見しました
Commented by 山崎正明 at 2005-08-19 20:14
seedsbookさん、娘と関わるといろいろわかってくるんです。娘ですから私の言葉に遠慮はしませんから。でもやはり意欲はすごい力を生み出すものだとつくづく思います。親ばかモードと美術教師モードが入り交じまじっています。
Commented by somethingt at 2005-08-20 02:38
岩田です。トラックバック、なんとなく理解しました。活用してみたいと思います。コメントについては申し訳ない!コメントを書き込む前に力尽きて睡眠モードとなってしまいました(^^;)
娘さんの表情というか、体温が伝わってくる感じがしていいなって思ってみておりました。それにしてもリアルな表現に驚きです。実際の魚を手にし、しっかりとしたイメージと印象の強さはその創作意欲や創造性に直結するっていうことを改めて実感!
Commented by yumemasa at 2005-08-20 09:55
岩田さん、これ父としてというか美術教師としてというか、複雑なところですけど、「実際の魚を手にし、しっかりとしたイメージと印象の強さはその創作意欲や創造性に直結する」という岩田さんのまとめ、いいなあ。親父として書いている記事になんで冷静なコメントが入るとそうだよなー、と思いました。題材開発がんばりましょう。
by yumemasa | 2005-08-19 18:27 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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