よいと思ったことは言葉にして伝える

生まれて初めての中学校美術の時間講師。面白くて仕方がない。すごく、魅力的な仕事だ。目の前で、若い人たちが、自らの手で、新たなものをこの世に生み出している、そんな場面に出会うわけだから。悩んでいる姿も、いい。そりゃ、自分自身の中に、今ひとつだったかな、もっとこうしたほうが良かったとか、反省はあるけれども。でも基本的には毎時間が面白い。
初めて出会った生徒たちだから、できるだけ、よいと思ったことは言葉にして伝えるようにした。安心する中で、取り組んで欲しいと思うし、前向きにとりくめるようになる。
さて、3年生のクラスで、昨年のクラス10大ニュースに「なんでも褒めてくれる山崎先生」が登場したそう。でも正確にいうと、それは違う。プロとして、生徒のよいところを見つけて、その事実を本人に伝えることをしてきたということである。それを「評価」ともいう。
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でも、前提がある。それは、その題材そのものが、生徒にとって魅力あるものでなければならないということ。今回3年生の卒業制作は「自分の存在証明」だったけれど、それが、難しかったら、「自分が、どうしても描きたい、つくりたい」と思うものでも良いこととした。昨年は、牛の写真をもとにそれを水彩で精密に描く、名画の模写、納税のポスターだけだったから、心配でもあったので。
でも、「卒業制作」の意義を捉えて、一生懸命やってくれた。おまけに、たった35時間だけの付き合いだったけれど、最後にサプライズで、お礼の言葉を言ってくれるというおまけつき。最後の授業は、展示のための準備にてんやわんやで、なんとも最後にふさわしくない感じで終わりそうなところを生徒が、きっちり軌道修正。おかげで、しっかりと挨拶を交わせた。
生徒は魅力ある題材ならやってくれると信じたことと、私が見つけた生徒のよさを言葉にして伝え続けてきたからこそこうして主体的にやってくれたのだと思う。それから、幼児教育で言うところの「環境の構成」は力を入れた。
今後も、いろんな先生と、生徒が主体的に取り組みたくなる授業のあり方を学び合っていきたい。そうすることで、先生も生徒も幸せが増えるはず。

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by yumemasa | 2024-03-04 23:38 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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