「また、行きます。」アルテピアッツァ美唄

 安田侃氏の彫刻美術館に行ってきました。とてもよかった、彫刻のよさを思う存分味わうことが出来ました。ここはやはりいい!

 ☆「アルテピアッツァ美唄

 この画像やHPへの掲載については、美術館の方に了解を得ていますが、ご自由にどうぞということでした。
 
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廃校になった体育館に作品を展示しています。なんだか作品とともにぬくもりの感じられる空間になっていました。木のベンチのこしかけているのは私です。
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ところどころに木のベンチが置いてあります。ゆったりしながら静かなひとときです。
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親子が凧揚げをしていました。休日のひとときをこんな空間ですごすなんて、すてきだなと思いました。お年寄りのグループも来ていました。若い高校生くらいのカップルも芝で寝転んでいました。



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周囲の環境もあわせてすべてが作品といった感じです。大地の起伏や川の流れも含めての作品だと思います。四季の変化とともに作品から受ける印象も違ったものになるでしょう。野外彫刻の魅力です。
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触りました。気温も比較的あたたかかったせいもあって、石もあたたかくなっていました。すべすべした感触はとても魅力的でした。もともとは石だったのに。今回の美術の授業「命の形」ではこの「触覚」も大事にしていこうと思っています。というか、生徒は削ったり磨いたりする中で、感じとることになるでしょう。「目をつぶって触ってごらん」という投げかけは必ずやります。
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小さな山に道が見えますが、この道の上に2つ上の作品があります。うーん、登っていたら作品がそこに存在している!またこの作品の周りにある風景も大事な要素でしょう。

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美唄 栄幼稚園附属 アルテピアッツァ美唄

ルネッサンスと安田侃

安田侃さんの言葉

心を形にする。精神が形を探す。
Commented by usa_0x0 at 2005-09-06 02:11
いいところですねぇ〜。わたしも是非行ってみたいです。
そこへ行って、たたずんでみたい。何時間でも。自分も自然の一部、作品の要素となって参加してみたい。美しいところですね。
コツンとした室内も無音の音が聞こえてきそうな存在感。最後の一枚もなんともおもしろい。
大地や空や空気、広さや、高さ、緑の色、形、紅葉の具合まで自主的にそこにあるかのようにさえ見えてきました。
Commented by yumemasa at 2005-09-06 02:27
usaさんのコメントすてきですね。詩的です。こんなコメントしてもらえるとうれしいです。一つの作品をとっても感じ方がいろいろってことも改めて実感。
美しいところですよ。でも美唄(びばい)は炭坑のまちでしたから、悲しい過去もあるんですよ。事故とか閉山とか。かつての安田少年も美唄にいてそんなことを感じていたことでしょう。
Commented by nobuhiroshow at 2005-09-06 06:06
庄子です。これなら行ってみたいですね。さわり放題、写真とり放題なんて太っ腹すぎます。ここに生徒を連れて行って、さわりながら鑑賞の授業ができたら最高ですね。絵画ならプロジェクターや印刷物で視覚を通してある程度は味わえますが、彫刻ならやっぱり触れて感じる部分が大きいですから、触れることを前提としてのこんな彫刻なら写真だけで鑑賞してもクリープのないコーヒーみたくなってしまいますね。
まずは、美唄まで行って自分で触れてというか抱きしめて味わってきたいです。
Commented by shiho-ch at 2005-09-06 08:10
ご無沙汰です。
ちょこちょこお邪魔はしてたんです。

いいところですねぇ。
北海道だからか?それともそこがいいところなのでしょうか。

彫刻って基本的に触っていいモノだと思っていました。
高校のときデッサンで「石膏像を触ってみなさい」って教えてもらった時から。
「ええー!?触っていいんですか?」と驚きましたが、その先生は
「触ればもっと分かるでしょう?」とニコニコして言いました。
まぁ、石膏像と作品の彫刻では全然違うのかもしれませんが^^;
私は宮城県出身の佐藤忠良さんの作品が好きなんですが、
県美に展示を見に行って触ろうとした途端、係員の人に飛んでこられたことを思い出します。
Commented by 散歩の変人 at 2005-09-06 18:14
 こんばんは、私も去年この美術館を訪れていたく感銘を受けました。懐かしい思いでいっぱいです。幸い天気にも恵まれ、作品、古い校舎、緑の芝生と青い空、子どもたちの声、そしてアマチュア・オーケストラの響きを十二分に楽しむことができました。これだけそろうと、生きるってこともそう悪いものではないなとしみじみ感じました。その背後にある、政府の方針によって見捨てられた炭鉱の町の悲しみと、そうした仕打ちにくじけない意気を忘れないようにしたいものです。旅行記をTBしますので、ご笑覧ください。それでは。
Commented by yumemasa at 2005-09-06 20:40
庄子さん、ここ、いいです。ここで鑑賞するなら私は最後に安田侃さんの言葉をきかせてあげたいなとも思います。記事にはうまく表現できなかったけれども感動しました。
Commented by yumemasa at 2005-09-06 20:52
shihoさん、これは北海道というより、安田侃さんの考え方によるものです。そして故郷美唄を大事にしているからこそなのだと思います。
今回は触りましたよ。すると似ているようで触るとまた感触が違うのです。温度も。
 佐藤忠良さんも尊敬している方です。彼は以前無償で教科書の執筆をしていたんです。子どものために。
 彼は「彫刻とは触覚による芸術だ」と言っておりました。多分展示する方で自己規制しているのではないかと勝手に想像しています。敷居の高い美術展はどうも…。
Commented by yumemasa at 2005-09-06 21:02
散歩の変人さん、「生きるってこともそう悪いものではないなとしみじみ感じました。」という感想を読ませていただいて、アートってすごいなと思いました。生徒にも作品を見てこんなふうに思う人もいるんだよって話してあげたい。私も平和で幸せな気持ちになりました。
そして美唄を愛する安田侃氏の姿に感動しました。それから散歩の変人さんの書かれた記事も読ませていただきました、あたたかな文章ですね。TBしていただいてうれしかったです。
Commented by shiho-ch at 2005-09-06 21:54
>佐藤忠良さんも尊敬している方です。彼は以前無償で教科書の執筆をしていたんです。子どものために。

無償とは知りませんでした。
下の息子が小学1年生ですが、国語の教科書で今習っているのが
「大きなかぶ」です。
これは私が子どもの頃から変わらず教科書に載っています。
嬉しいですね。
Commented by yumemasa at 2005-09-06 23:25
Shihoさん、無償どころか率先して教科書をつくった方です。現代美術社というところで。でもほとんど採用されず、もうその教科書はありません。しかし、その後各社の教科書づくりに影響をあたえたと思っています。
by yumemasa | 2005-09-05 06:37 | 鑑賞教育 | Comments(10)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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