デザインの授業で画像生成Ai使用

中学校2年生のデザインに関する授業で「JDMA創造性コンテスト」へ参加しました。
テーマは「中学校の先生や生徒が「幸せ」になる中学校環境・設備・道具などの提案」です。

このテーマのもと、私の場合は6時間で取り組みました。昨年のプレコンテストの取り組みではなかったことが出てきました。それは画像生成Aiを活用すれ生徒が出てきたということです。JDMAとしても生成AIやネット情報などの活用が「支援ツール」であると言っています。

画像生成Aiを活用したグループの活用例とそれに対しての現段階での私の考えを紹介します。
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↑左の写真は画像生成AIでつくった給食配膳ロボットです。生徒が手に持っているのは紙でつくったプロトタイプモデルです。生成Aiでは紙モデルの時にあった顔がなくなっています。時間が短いため画像生成を何度も試せなかったからです。しかし、画像はプレゼンでは十分なインパクトがありました。

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↑左の写真は机の横に収納するモノをつくるというアイディアです。右は左のプロトタイプをもとに、Aiで画像生成したものです。生徒はこれは、「あくまでもイメージです。」としています。美しいプロダクトデザインが目的ならば、このようなことは書かないでしょう。ここでは、より便利な机の使い方の提案だと理解しているからです。つまりコンテストの募集テーマをとらえているということです。

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↑右の写真は、生徒たちが考えた結果できたプロトタイプモデルです。このモデルでは椅子の仕組みが大切になってきます。この仕組みをもとに画像生成Aiにつくらせたものが左の写真です。確かに見た人はイメージしやすいです。

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↑これは、学校のロッカーが使いにくいということを解決するために考案されたものです。実際のロッカーを使って、好ましいサイズを割り出し、上質紙でプロトタイプをつくりました。しかし、伝わりにくいということで、これも画像生成Aiで描かせています。ここでも生徒は「*イメージ」という言葉を使っています。


(全体を通して)
今回、画像生成Aiを使ったグループは、紙でプロトタイプモデルをつくっています。画像生成Aiを使ったのはわかりやすいプレゼンに使えるためです。画像生成の結果だけを見ていると安易なように見えるかもしれませんが、そうではありません。このコンテストのねらい通り、大切なのは創造性です。「問題解決のための」「幸せを生む」という視点でグループで対話を重ねながら、時にはぶつかりあいながら、取り組んできました。

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このような取り組みを重ねた生徒たちは、これから、身の周りに問題ができたときに、このようなプロセスをたどりながら周囲の人と知恵を出し合い問題を解決していこうとするようような人材になっていくだろうと考えています。これはAIに解決してもらうということではなく、AIを使いながらという態度も育っていくでしょう。ただし、今のところですが。

この授業が終わったあと、生徒自身に、どのようなことを学んだか、どんな力が身についたかを考察してもらい、その結果を共有るす予定です。言語化し、自覚したときに、力として自覚できるでしょう。メタ認知のことにも触れます。

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JDMA創造性コンテスト

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by yumemasa | 2025-10-19 18:48 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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