デザイン教育を考えるうえで、GOOD DESIGN賞のWebサイトから、学ぶことはとてもとても大切です。
ここでは、
「審査について」というページを紹介します。審査の視点は、目標でもあるからです。下はスクリーンショットですが、これだけではなく、「審査委員長チュートリアルブック」はもちろん「審査の視点セミナー」がビデオなどで発信されています。

なお、「チュートリアルブック」の内容を以下の抜粋、紹介したい。赤字は山崎による。
2025年度グッドデザイン賞審査委員長、齋藤 精一氏が「はじめの一歩から ひろがるデザイン」という文章の中で以下のようなことを書いています。(一部抜粋)
私は兼ねてより、プロダクトデザインのような「モノのデザイン」とソーシャルデザインのような「コトのデザイン」は分けて考えることができず、モノのデザインの裏側には物語=コトのデザインがあり、コトのデザインのアウトプットにはたくさんのモノのデザインが存在すると言い続けています。
(中略)
過去の膨大な受賞のデザインから見えてきたものは、すべてのデザインの源流とも言える、創り出す人の想いの重要性と、それを実現まで押し進める力を持ったプロセスの強度でした。様々な既存のシステムが飽和状態に達し、これまでの方程式を疑う必要がある今だからこそ、新たな視点を持って本当に必要とされる美しくしなやかなデザインを生み出す事はすべての分野で期待されてると感じます。言い方を変えれば「デザインが時代を追いかける時代(マーケティング重視の時代)から「”より良いものを創り出すデザインという行為が社会を牽引する時代」に確実に踏み出したと考えられます。
2025年度グッドデザイン賞審査副委員長、倉本 仁氏が「意思を耕す」という文章の中で以下のようなことを書いています。(一部抜粋)
新たな未来を思い描く事は、作り手の大きな喜びであるとともに、膨大なエネルギーを必要とする仕事です。画期的な研究やアイディア製品、サービスとして具現化し、社会に浸透して活用されるような物事の多くは、企業や組織の優れたチームワークによってなされていますが、元をたどると誰か個人の思いはじめの一歩から展開されているんだと改めて思うのです。声を上げる個人の勇気と強い意思でアイディアが提起され、それを受け止める形で、企業や組織が有機的に協力し、社会に実装される大きなうねりと転換発展させる。