プレゼンテーションの極意

プレゼンテーションの極意_b0068572_22452791.jpg  最近、自分の中で「プレゼンテーション」という言葉が大きくなってきています。それは相手を説得するための優れた方法だと考えているからです。今取り組んでいる3年生の卒業制作「自分という人間の存在証明」では、まさに生徒に対し、この授業の意義や価値をプレゼンしている訳です。
また「図画工作・美術教育の大切さを訴える」に取り組んでいる時は、中央教育審議会に行って美術教育の大切さをプレゼンしたいと思いました。もちろん、その力量が私にあるかどうかは別問題ですが…。
 つまり説得する方法として大事だと思ったのです。
 それで、デザイナー川崎和男氏の「プレゼンの極意」という本を読んでみました。おもしろかったですし、共感する部分も多数ありました。
本の中でこんなことが書かれていました。
「プレゼンテーションとは、夢を実現する「説得と納得」の「手段と態度」であり、それは口説きの思いやりである。」「説得する本人がどれだけ自分の創ったモノや発想に対して愛着を持っているか」
予想していた通り、この本はハウツーではなく本質が書かれていました。そしてこんなに深いのか!とも思いました。 よい本に出会えました。

《川崎和男氏のHP》

 ☆kazuo kawasaki. jp
Commented by corvo at 2005-12-20 23:39
この本、僕も読みました。川崎和男の本は好きで、普段使っているサングラスも彼のデザインのものです。
彼の文章からは言葉に対する厳しさと愛情がひしひしと伝わってきて、伝えることのたいせつさ 、本質を実感させられます。
迷うと時々彼の著作を開くことがあります。
Commented by yumemasa at 2005-12-21 01:13
私も川崎和男氏は好きです。札幌に来てほしかったなあ。本当に優しさと厳しさ感じます。
総合学習では表現力を育成なんて言っていますが、ついついそこに目がいきがちです。最初の頃は中学生がパワーポイント使って、プレゼンをしているだけで、驚かれていた時期もありました。内容に驚くのではなく、その方法に驚くという本末転倒。そうではなくて表現したい思いを育むことが先決だろうと思っています。それで、この本を読んでやっぱりそうだよなと納得したのでした。この本で出てきた「わがまま」のとらえ新鮮でした!
Commented by Kris at 2005-12-21 02:14
山崎さん、こんにちは!
私はこちらの本、知りませんでした。
プレゼンテーションに関する本とか
読んだことないかもしれません、いつも我流でした。
でも、興味あります。

「自分という人間の存在証明」という卒業制作にも
とっても興味があります!
ドムスアカデミーで一番、最初に出された課題の
「セルフポートレート」に近いイメージを受けました。
http://wakwak.ksks.pupu.jp/?eid=230145#sequel

いわゆる「自画像」としてのセルフポートレートではなく、
「何者なのか」を自由に表現するというものです。
リビングデザインの専攻の人たちは
「リビング=生き様」をデザインするというのが
初めの課題だったようです。

いわゆる「絵」ではなく、こういう自分を見つめ
他人の存在そのものを尊重する創造行為こそ
美術教育の醍醐味ですねっ!!


Commented by yumemasa at 2005-12-21 22:30
Krisさん、イタリアからのコメントって不思議ですね。しかし、ハードながらもいろいろなことを学び取っている感じ、いいなあ。
そしていい言葉を聞かせてもらいました。「自分を見つめ他人の存在そのものを尊重する創造行為」!なるほど。Krisさんの報告を聞いて、また作品を見せていただき私も興味を持ちました。刺激になります。ありがとう。
Commented by stream-navi at 2005-12-22 17:40
僕も同業者だから、読みましたよ!今は本当に分業化されたけど、僕らあたりから前の世代は、良いものを作る人も伝えるのが巧かったんですけど!今は作る人、売り込む人が別になり残念だね!だから失業しても生きるすべを知らない人が多くてやだね!特に北海道は公共工事依存型だからなおさら。今年の道内経済成長率は0.0%だって3年間で下降しているんだよね!これは行政のせいでも高橋はるみのせいでも無く僕ら一人一人の生きる力の無さの現れだね!
Commented by 山崎正明 at 2005-12-22 20:44
つくる人、売る人が別々かあ、なるほどなあ、その辺りの問題点を尊敬している彫刻家佐藤忠良氏も指摘されていました。
私は、昔プロダクトデザインをやってみたいという思いもありました。大量生産のものにはつくり手の顔は見えないけれど、そこを埋めるようなことも授業の中で触れています。
本物を見る目を育てたい物ですね。
by yumemasa | 2005-12-20 23:21 | 本(美術) | Comments(6)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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