やっぱり必要があるから工夫するんだなあ

やっぱり必要があるから工夫するんだなあ_b0068572_22595312.jpg学校から帰ってきたらずいぶんと制作が進んでいました。流木に取り付けてあるので、足の部分をどうしたのか、とっても興味がありました。以前から、「鳥の足ってどうすんだろう?」と思っていましたから。娘はインターネットで検索してその方法を発見。針金を使うそうな。
 で、今日聞くと、竹串を使ったと教えてくれました。爪の部分は芯なしで紙粘土で。
うーん、やはり、自分がつくりたいものを本気でたっぷり時間をかけて、材料や道具もそろっていて、調べたい事が調べられる環境で、必要とあらば相談者がいて…。そしてつくづく思います。必要があれば工夫をするんだということを。
 授業もこんな感じでいけたら最高なのですが。それに近づける努力をしていきたい。
娘の制作を見ながら教師モードになって分析している山崎でした。
 最近の楽しみは帰宅したら作品の進み具合を見る事です。あと2日で完成するのか?

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 ☆娘の木彫←1月12日

 ☆ヤマセミ制作の足跡

 ☆ヤマセミ完成
Commented by wada-tsu-umi at 2006-01-14 01:29
 わぁっ!
 ヤマセミになってきましたね。ちょっとかわいらしすぎるとも言えなくはないですが(笑)、すごいですね。そういえば美術の時間に、粗く鳥の形に切り出した木と、たこ糸を巻いて脚にする針金(太いの一本に、細いもの4本がそれらしい向きにひろげられるように固定されている)、それにプラスチックの、ネジみたいな形に「柄」のついたなんとも言えない「目」がセットになったキットで鳥をつくったことがありました。これは「完成」させたんですが、目なんて鳥の大きさと合わないもんだからなんだかへんてこで。それももともと目を埋め込む穴、脚を取り付ける穴は空けてあるんです。なんだかなあ、と思いました。一方でそんなキットからとんでもないきれいな鳥を彫り出した級友もいたので、キットが悪いということでもないでしょうが…。やっぱり、「作りたい」という思いを持って創作するっていうのはすごいエネルギーを生み出すんだなあと改めて思った次第です。
Commented by yumemasa at 2006-01-14 08:37
wada-tsu-umiさん、コメントどうもありがとうございます。実はキット教材も私は問題があると思っています。まさに問題点は「なんだかなあ」と感じられたそこにあると思います。
キットを提示してしまえばやることは決まってきますから見かけの授業は成立しますね。
本来は子ども自らが「つくりたい」「描きたい」と思うような授業をつくることが最も大事なんですね。そうしたら、 wada-tsu-umiさんの言われるように「エネルギーを生み出す」んだと思います。
ですから、こどもにどんな題材に取り組んでもらうかってことが大事なんですね。それから、最初にどんな言葉を投げかけるか。
このブログではキット教材の問題点にはあまり触れていませんでした。そういえば。授業を受けてきた側の感想は参考になります。ありがとうございます。ブログの更新はじまったのです。ニューカメラいいですね。
Commented by ときどきファンタ+ at 2006-01-14 15:59 x
なんだかこの段階ですでに命がある生き物みたいです。
目を入れたら飛んでいきそうです!!
Commented by yumemasa at 2006-01-14 16:33
ありがとうございます。娘に教えますね。うーん、10年前は、単なるなぐりがきをしていたのになあ、人間の特に子どものころの成長は驚異ですね。口も達者になりますしね(笑)。でも昨日は街並の色について北欧の考え方を話したら相当興味を持ったようです。
by yumemasa | 2006-01-13 23:08 | 子どもの表現 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明