ヤマセミ制作の足跡

明日が始業式ですが、今年は珍しく工作が始業式前日の午前中に終わりました。娘に「今回は作品解説つくらんのか?」と聞いたら、「うーん、学力テストの勉強もしていないし…。でも30分くらいでつくろうかな。」
 結局5時間かけました。おそらく、そのぶん、学力テストの点数は下がるでしょう、私はこのようなことこそ、長い目で見ると生きた学力を育てると思っていますので、一親としてそれでいいと思っています。(でもこのあたりの感覚はのんびり北海道なのかもしれませんが…)
 今の世の中すぐに成果を出さなきゃいけないみたいになっています。
この成果主義や効率主義については中村シキカツさんが、ブログで鋭く指摘しています。

 ☆シキカツ近況「美術教育の重要性を訴える」
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Commented by somethingt at 2006-01-15 23:30
使った道具に『絆創膏』は実にいい!(^^) それと、最後の感想で『ほとんど趣味』というのもこれからに期待しちゃいますね。木の質感にこだわりたいところなんか、すごく大切なことだと思うし…。
丁寧な提出物に拍手です!! なんだか血は争えませんね(^^)
Commented by yumemasa at 2006-01-15 23:50
うーん、凝り性なんですね。妻曰く娘はコピーだそうです。楽しいですよ、休み中の工作に関する会話と、SF映画好き。
さきほど、工作で相当満足したのでしょう。「ビバ自分」!と言って2階に上がっていきました。めでたいなあ。
 でも小学校1年生中学校1年生のはじめは学校が嫌と言っていた時期があったんですよ。
 最近娘の学校の先生が私を知っている方もけっこういますので、娘は「とーちゃん、ちゃんとしてね。」と強く言われています。ふっー。
Commented by ときどきファンタ+ at 2006-01-17 12:24 x
ヤマセミが気になって、また来てしまいました。。。
やはり、動きそう・・・・・!凄いですね。このヤマセミの、目が好きです。
この記事を見て、制作後、作品解説を作るか作らないかで、力のつき方が全然違ってくるんだなと感じました。参考にしたいと思います。
Commented by yumemasa at 2006-01-17 23:10
ときどきファンタさん、コメントありがとうございます。親バカです。単純にうれしいです。
そうそう、学校教育の中では体験させておしまいというのも時々あるんです(反省)。でもこうやってやってみたことを振り返ると子どもなりに価値を見つけるんですよね。
私の授業では絵を描いたら感想を書いてもらっています。で、そこで自分なりにやったことに価値を見いだすみたいですね。
私は学校では総合学習の責任者をしていますが、この「ふりかえり」を大事にした計画を今立てているところです。
そう言えば,親子の会話もそうですよね。何か見たり、体験したりしたあと話あってみるって大事ですよね。
Commented by wada-tsu-umi at 2006-01-18 00:00
 なぜ他の鳥ではなくヤマセミだったのかも見えてくる気がしました。解説をつくることで、自己認識も深まるんでしょうね…。感覚を言語に再構築して、それをまた感覚できるものとしてアウトプットする作業、とでもいうんでしょうか。考えてみるとブログというものもそういう作業ができるものなのかもしれません。
 でも、こんなに熱中できるものをもう長いこと持てていないことにも気づかされました。
Commented by 山崎正明 at 2006-01-18 22:48 x
wada-tsu-umiさん、自己認識が深まると言われるとなるほどな、と思います。美術の授業や総合学習などのあとに、その活動を通して感じたことや考えたことを生徒に書いてもらっていますが、そういう場をあえてつくることで、やはり新たな価値を発見するみたいです。確かにブログもそうなのでしょうね。
by yumemasa | 2006-01-15 22:59 | Comments(6)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明