「広げる研究」のひとつの答え
2006年 01月 19日
このセンターで各種研修会が実施されていますが、その開催要項から報告まで、くわしく紹介されています。それから実践を募集していたり。本を紹介していたり。
非常に特色のある運営だと思います。無難な線でやるならば、やはり全教科となるのでしょうが、これは志があってこそできることだと思います。
中学校の美術などはおよそ30%の教師が免許なし(つまり他の教科の先生がやらされています。数字は美術教育学会の調査によります。)で指導していることを考えると、これはある意味で子どもの側に立ったものといえると思います。いわゆる5教科が免許なしで教えられることは、ほとんどないでしょうから。教科としてどうしても弱くなりがちなところをおさえている訳です。
図画工作・美術教育の研究は、専門の先生方が集まってやる「深める研究」が手ですが、このように専門とする方々が現場で困っている方々を支援する「広げる」研究が大事だと思っています。
さらにサイトデザインもレベルが高いです。私自身も今後の「広げる研究」をやっていくうえで非常に参考になりますし、更新もよくされていますので注目です!
センター長のあいさつもそうですが、なんだかハートが伝わってきます。注目すべき取り組みだと思います。
☆島根県浜田教育センター
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