化学物質過敏症に取り組まなくちゃ

 1年生の授業で粘土を使っていたら、手にかゆみが出てくる生徒が出てきました。生徒本人もかゆくなることと粘土の因果関係に気がついたのは数回目でした。生徒と相談してその粘土の使用をやめました。申し訳ない気がします。ちなみに私の手も荒れました。
 さっそく製造元に連絡をし、粘土の現物を送りました。非常に真摯な対応でした。このブログの存在を伝えました。(左のメニューにあるカテゴリに「有害化学物質」を設けています)

 さて、石狩管内の養護教諭部会ではこの「化学物質過敏症」問題にすでに取り組んでいます。美術教育関係者としてメーカーとの連携をはかりながら何らか取り組みをしていきたいと強く思いました。以前から気にはしていたし、研究会などでは話題にさせていただいていましたが、今回の粘土の件と別の件で重なる出来事があり、何らかのアクションを考えています。

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 ☆有害化学物質


(追記)きたのつづみさんのコメントによるとこの症状は「接触性皮膚炎」の可能性もあるということがわかりました。
Commented by somethingt at 2006-02-04 23:40
粘土でですか?う~ん…正直驚きです。いったい粘土の何に反応したんでしょうか?こういうことがこれからどんどん発生していく時代なんですね…。今段階の全国各地のこうした症例が知りたいですね。
Commented by きたのつづみ at 2006-02-05 08:46 x
もしかしたら接触性皮膚炎かもしれませんね。粘土には抗菌剤が入っていたりしますから。この例は化学物質過敏症とは違う気がしますが、どちらにせよ使われている化学物質で健康被害が出ているということです。製造元の真摯な対応を求めます。
Commented by yumemasa at 2006-02-05 08:59
きたのつづみさん、このコメント助かりました。接触生皮膚炎という可能性もあるのですね。どちらにせよ、この結果はブログにて公開します。電話でお話したとき、防カビ材のお話をしていました。ドイツ製のものだそうで、国産よりも害が少ないと判断して混入しているそうです。
Commented by yumemasa at 2006-02-05 09:55
岩田さん、とにかく、私達はこういったことについて、もっと知らなくてはならないと思っています。そんな話も私の仲間とも話しています。
by yumemasa | 2006-02-04 20:47 | 有害化学物質 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明