大地太陽幼稚園の取り組みが評価されました

 子どもの絵のコンクールには功罪があります。特に年齢が低い子ども達にとってはコンクールはいいのだろうかという疑問もあります。複雑な心境です。
 けれども大地太陽幼稚園の日頃の実践を見ていますと、素直にこのような園が評価されてとてもうれしいなと思います。大地太陽幼稚園のこの賞は絵の指導ではなく、トータルでの教育活動の結果だと思っています。
 大地太陽幼稚園が子どもにつくっている文化環境や自然環境、食の環境どれも学ぶべきことが多いのです。私立幼稚園ですが、多くの教育関係者にたずねてみるとよいのに思っています。
大地太陽幼稚園の取り組みが評価されました_b0068572_2264844.jpg

坂本園長は理想を追求する方です。お伺いするとついつい長話になって迷惑をかけてしまいます。木に包まれた室内で、丸テーブルに座って…。これって、故伊藤隆一教授が北欧の小学校の様子として見せてくれたスライド写真と似ています。当時はそれを見てため息が出ました。そのとき比較して見せてくれた日本の学校の写真、違いすぎる!日本は殺伐としています。
 ちなみに最近の学校建築には高価なレリーフを置いたり、ステンドグラスをおいたりしているところも出てきていますが…大地太陽幼稚園の建築はシナベニヤをうまく使っていたり、構造材を見せる設計だったり、お金をかけずによい環境をつくっています。
 私の学校の外壁の壁面にはレリーフがほどこされていたり、体育館にはステンドグラスがあったりしていますが、目立ちません。学校建築にも疑問を感じています。
 生徒の靴箱には長靴やブーツがはいりませんし、玄関はタイルばりで雪が降ったら滑ります。北海道の気候を考えた建築とは言い難いです。おまけに夏は国道の騒音がすごい!
 あっ,話が脱線してしまいました。

「夢見る力」を育む幼稚園

にほんブログ村 美術ブログへ



 
by yumemasa | 2006-02-09 22:06 | 子どもの表現 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明