「全国一律の教職員配置や施設設備の保証が最重要」 |
「学校教育の質の保証には、全国一律の教職員配置や施設設備の保証が最重要。」
このことについては「日本美術教育学会」がとったアンケート調査で、美術専科によらない授業が数多くなされているという問題点をはやくから指摘していました。
☆「審議経過報告への意見」(日本美術教育学会)
また学力の保証や評価などについても取り組んでおられる文教大の三澤一実先生からはアンケート調査なども取り入れた意見書が提出されています。
☆「審議経過報告への意見」(三澤一実先生)
*「学校教育の質の保証には、全国一律の教職員配置や施設設備の保証が最重要。」と書かれていますが、「重要」ではなく「最重要」として意見をまとめていただいていることは非常に大きいと思います。

「教科時間数の弾力的運用は以前も通称波形(〜)で示された時期がありました。
美術や音楽では当時1〜1.5時間とされていました。学校の特色を生かし、私のいた学校では上限を検討しましたが、教員配置の関係で下限をせざるを得ない状況化にありました。
よって教育の理念ではなく、単純な教員配置と授業担当可能時間数という物理的な条件によって決定されました。免許無しで中学校で美術を教えている数が30%以上という「日本美術教育学会」での調査資料もあります。
この数字は地方に行くほど、大きくなりますので、教員配置の面を考えると、美術の時間数を地域や学校では最低時間数となるでしょう。
これでは教育の機会均等という面で都市部と地方で大きな格差を生み出すことになるでしょう。
また美術の授業を地域で複数校を担当する方法もあるようですが、これでは子どもの実態に応じた授業や学校教育の一貫としての授業が困難になります。どうぞこの現場の声をご理解くださいますようよろしくお願いいたします。」


改善は,私たちに課せられた重要な課題だと思います
厳しい状況でも課題意識を持っていると、また次への展望が見えてきます。
土屋さんが、宗谷から発信をはじめたというのは私にとって。非常にうれしいことです。今度会って飲みたいですね。