(寄稿)サイトの紹介 品川知子さん(日本文教出版)
2006年 07月 24日
-----------------------------------------------------------------------
美術にまつわるものであれば,何でも参加したい!そう思っていると不思議といろいろなお誘いや出会いに恵まれるものですね。
今年はなんだかそう思わずにはいられません。
6月には東京での美術鑑賞フォーラム( @museum主催)、また翌日には6/3の対話型鑑賞(川越市立美術館)を通し,美術教育に携わるさまざまな方々の熱い気持ち,また活動に触れることができました。
会社に戻り,報告書を書こうと思ったとき・・・ふとこれだけではもったいない!私が見,聞き,感じたものを,会社の壁を越えて日本全国に発信しなくては!そういう使命を強く感じました。
今,「美術教育」に関する研究会や個人ブログなど,情報を発信している人たちは全国に大勢いる。でも,それら全ての「ムーヴメント」を私たちはどこまで把握し,共有できているのでしょうか。そう思ったとき,何か私にできることがあるはずだと感じました。
日本文教出版に勤めているということを生かし,会社のHPを利用して、その「ムーヴメント」を紹介しちゃおう!全国からアクセスのあるHPをポータルサイト的に利用し,全国の皆さんの相互リンクがはかれるようなそんな場所づくりを目指して,今月ようやくアップできました。
☆ ミュージアムタイムWebDOME「ムーヴメント」
まだまだ始まったばかりですが,多くの方からのご意見・ご感想などを頂きながら進化していけるようなコーナーを目指しています。何かお気づきの点,また情報を発信されたい方はぜひご連絡をお願い致します!
-------------------------------------------------------------------
《山崎の感想》
私もこれまで数多くの研究会に出たり、多くの先生から学んだり、そんなことをたくさん経験してきました。こんな素晴らしい内容を自分だけ、あるいは限られた人たちだけのものにしておくのはもったいない。
様々な方々の素晴らしい実践に触れると勇気や元気がわいてきます。何年か前は美術教育はもうダメか?という悲観的な思いでいましたが、今は違います。
つながることが力、つまり品川さんのおっしゃる「ムーブメント」をつくりだすはずです。
☆美術教育のすごいサイトが登場←サイト管理者の西尾さんはサイトの中で「みんなで手をつなぎましょう1」と呼びかけています。
☆ミュージアムタイムWebDOME「ムーブメント!」 第1回は対話型鑑賞授業
☆山崎のつくった美術教育リンク集「豊かな美術教育を」
↑クリックによって順位が上がります(一日一回有効)。順位が上がるとそれだけこのブログをご覧頂けるチャンスが増えます。ご協力よろしくお願いします。
そういえば、近々Upしますが、先日1学期最後の授業参観で3年生を対象に『Mite!』を活用して対話型鑑賞授業を行いました。さすがに自分も初めてのパターンでちょっと最初はどうなるか不安でしたが・・・無事終了することが出来ましたよ。
ただ・・・上手く処理できない点が・・・それは『評価』です。自分でもいろいろと勉強していきますが、どうもスッキリ見えないんですよね・・・。みなさんどうしているんでしょうか?山崎先生、何かご存知なら教えていただけると幸いです。
私は評定をしなければならないので、子どもに授業後次の3点について書いてもらい、資料としています。ただし、作文の力の弱い生徒はどうかなという事も配慮しなきゃならないですが。3点とは、(1)自分の発表した内容を書く(2)級友の発表で印象に残った発言内容とその理由(3)鑑賞を通して感じた事、考えた事、あるいは心(あるいは感じ方)の変化、これらについて書いてもらい資料とします。さらに普段ほとんど発表しないような時は授業後さりげなく感想を聴くときもあります。実は評定の資料としながらも子ども達にとっては「ふりかえり」の場となります。
ムーブメントおもしろかったです。WEB DOMEをさそくお気に入りに入れました。
鑑賞の評価=よく研究会で話題になります。結局、国語力(作文力、話す力)のある子が高い評価を得るのでは?とか、文字や言葉で伝えるのが苦手な子でも鑑賞力のある子の力をどうみいだすかー自分自身の課題であり、今後どうしたらいいかを模索中ですが、みなさんはどのような手だてをとっておられるのでしょうか。山崎さん、このあたりも多くの先生方の情報を教えてくださいね。私の方でも、機会があればこれから実践したりまとめていきたいです。