ヒグマとともに |
北海道は以前はヒグマを害獣として駆除の対象となる政策がとられてきました。しかし今はヒグマとの共存の考え方で進んでます。そのために、これから具体的にどうするか、あるいはヒグマと共存するとはどういうことかということをテーマにした授業でした。下に示したDVD試聴したり、教師がクマに扮して、もしクマと遭遇したらどうするかなど内容の濃い授業でした。また子供達にはヒグマが自然界の中で果たす役割は何かを考えさせるようなものでした。ヒグマを知ることによって自然界の営みを考えるような授業でした。
ところで、このDVDにおさめられている映像は驚きでした。よくぞここまで撮影したものだと本当に驚きました。
なお、このような授業は のぼりべつクマ牧場学芸員の前田菜穂子さんに相談すれば、無償で授業に来ていただけるそうです。感謝。

教育用ビデオ「ヒグマとともに」
制 作: NPO法人 自然教育促進会
制作協力:エコ・ネットワーク/NPO法人 地域学習センターゆ〜らっぷ/北海道ネーチャー・フォト・スタジオ/ヒグマの会/他
原 作:前田菜穂子
演出・脚本:小川厳
撮 影:稗田一俊
編 集:小川浩一郎
《余談》
私もヒグマと山で遭遇したことがあります。また登山中クマの新しい糞や根掘りのあと、生々しい足跡。刺激を与えなければ危険は低いとわかってはいるのですが、やはり恐ろしいです。
☆ ヒグマと事件←この中にある1970年にあった福岡大学ワンダーフォーゲル部の痛ましい事件はヒグマに対する予備知識がほとんどないため起きてしまったものと言えるでしょう。
アイヌ民族はヒグマと共生をしていました。上記の DVDの中でアイヌ民族である萱野茂氏(今年亡くなられました。ご冥福を祈ります)が、ヒグマとアイヌ民族の関わりについて語られていました。
アイヌ民族の考え方に「この世に無駄な命等いっさいない」というものがあります。
《関連サイト》
☆ きた★ネットBlog
北海道で自然にかかわる仕事をしている限り、ヒグマは自分にとって「恐い」存在です。でも、以前アラスカで間近なところでサーモンをとっている姿を見てからは、「恐れ」は「畏れ」にもなりました。
亡くなられた星野道夫さんが生前残した言葉に、「夜キャンプをする時、クマの心配をしなくてよかったら、安心して眠ることができたなら、それはなんとつまらないアラスカなのだろう」というものがありますが、これはそのまま北海道にも当てはまることなんだろうと思います。
ヒグマと人間との関係は色々と難しい点も多いのですが、クマを理解することが大切なんでしょうね。
その第一弾としてこのヒグマのビデオは非常によくできていますし、映像の質も高いと思います。

ちょっと驚きました。日記からコピーです^^;
宮城県随分熊が出没するニュースがあるが, 我が校の第3校庭にも熊が,本日の朝出没したらしい。 朝会の議で報告があった。いつにもましてミニパトカーが走っていた。 いつもより早く小学生は,終わったらしい。早く下校できるかなぁ?と甘い考えは県には通用しなかった。がっかり。明日らへん。熊に遭遇するかも知れません。今年通勤中,ミニ熊と1度は目があったし,スタコラ逃げていったけどね。
自宅付近から車で5分~10分の地域かつ通勤エリア。野生動物に多々遭遇出来る場所。狸,狐,イタチ,リス,野ウサギ,カモシカもいるらしいですが,私は遭遇したことないです。
自然と人間が共存することの必要性同時に,一線置いて生活するこの必要性は,大いに学ばせるべきことだと私は感じてます。同時に,自然に逆らうと怖い目に遭うことも,学ばせることは大事だと感じております。本物のクマは,土産物の世界ではありませんしね^^;
ようやくできたんですね~。
札幌も毎年この時期、騒がれていますし、多くの人たちが「ヒグマとの共存」に関心を持ってもらいたいですね。