あとの祭りにしたくない |

改訂案が出てから何を言っても遅い。だから今こそ発信するときだろう。そう思ってやっています。
今、資料の印刷屋さんになっています。資料「子どもにとって大事な時間、図工美術の時間」が、どれだけの効力があるかは、不明です。が、北海道にいて自分のできるひとつの方法です。
抗議をしてもダメでしょう。今のスタンスはご理解くださいということだと思ています。
週2時間、図工美術の時間がほしい。個人的には選択教科の時間を必修教科にもどすことです。
さて、今回あわただしくいろいろと取り組んできましたが、そこから学んだことは多数あります。あと10年後(ひゃー。その頃は退職じゃないですか!)に、また同じようなことにならないために、やはり10年かけて美術教育の大切さをご理解いただく取り組みを広くしていかなければなりません。いくつかの構想もあります。みなさんも案があったら教えてください。
それともう一つ、図画工作美術教育のあり方を問うことでしょう。現在の子どもの姿を見据えながら、考えて行かなければなりません。何の為に勉強するのか、人が幸せに生きていくためにあるはずです。
うーん、あと半年、実質的には数ヶ月でしょうか。大事な時は続きます。「芸術文化振興法」に関することがどうなるか、それも気になっています。
☆「文化審議会文化政策部会(中間まとめ)」に対する山崎の意見
☆美術教育の本質を伝えるプレゼンテーション
☆8月29日の中教審教育課程部会ー芸術教科に追い風
《追記》
「美術教育の大切さをご理解いただく取り組みを広くしていかなければなりません。いくつかの構想もあります。みなさんも案があったら教えてください。 」と書いたところ、さっそく力強いコメントが入りました。ブログってありがたいですね。

委員として思いますのは、「どのような取組でどのように子どもが変わったのか」という実践事例があるとよいと思います。私もすべての請願書に目を通しましたが、必要性はもちろん関係者ですのであって当然だと思うので(美術関係とは関連のない組織が言うのは別ですが)我々、美術に関わる者、特に教育関係者は実践と子どもの変化についての事例が一番説得力があると思いますので、そういう事例を出来るだけあげていくというのも一つの方法かと思います。また子どもの変容については以下の教育課程部会の審議経過報告に示されている視点に立つとよいかと思います。(字数がオーバーしましたので以下のコメントに続く)

・言葉と体験の重視
・体験から感じ取ったことを感性や想像力を生かして表現する力
・情報を獲得し,思考し,表現する力
・身に付けた知識・技能を実際に活用する力
・構想を立てて,実践し,評価・改善する力
・基礎基本の確実な定着
・主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力
・自然や芸術のよさや美しさを感じ取り,それを基に自分の意図を持って創造的に表現する力
・感性を高めて思考判断し,表現するという一連のプロセスを働かせる力
・主題を発想し,構想を立て,創意工夫をしながら表現や作品を評価する力
・表現や鑑賞の活動を通して生涯にわたって美術に親しむ態度の育成
・自分なりの意味や新しい美,自分を発見する力
・体験を通して実感的に理解し,文化・芸術の美しさを感じ取ること
こういった力が時間をかけて美術の授業で指導していけば身に付くということを証明していくのが大切かと思います。
偶然にも昨日、他の方からメールをいただいたのですが、そこには研究会での「検証」の大事さについて語られていました。このような形での研究は大事ですね。やはり。全国各地でこのような研究がなされているはずですが、これをしかるべきところに届ける必要もありますね。
研究会の存在理由が問われているともいえると思います。
長野大会の成果に期待したいと思います。
今回コメントの中でこのように観点を示していただいたことは、ありがたいです。さっそく村西先生がその観点に関することでトラックバックしていただけました。
そこで、ここにコメントをさせていただきます。
村西さん、トッラクバック成功おめでとうございます。コメントとの組み合わせてのトラックバックは正統派です。今回の資料の方にも協力いただいて感謝しています。村西さんから熱いものが伝わってきました。
さて自然から学ぶ、そういう視点もやはり非常に大事ですね。この記事には子どもの学びの姿が書かれていていいです。私達はここにも注目していかなければならないでしょう。これまでは作品のみが目につくような形が多かったですから。
さて私は次にやろうとする自画像の方に興味がいきました。どんな展開でいくのか、今後このブログでの報告楽しみにしています。
エキサイトブログもいいですよ。簡単です。